2026年05月22日
【基本金2】基本金組入額と減価償却の二重負担論とは?(2)
<Q>基本金組入額と減価償却の二重負担論とは?(2)
昨日の議論で「もし基本金の組入れか減価償却のどちらか一方でも行わなければ、資産の耐用年数が終わったときに、次の新しい資産を購入するための資金を法人内に確保しておくことができなくなってしまいます。」について、経理が専門でない役員が理解できるようにわかりやすく説明してください。
<A>
学校の校舎は、何十年か経つと古くなって、いつか必ず建て替えなければなりません。そのときにお金がなくて「学校がつぶれてしまった!」とならないように、学校には二つの大事な会計ルールがあります。
もし、どちらか片方でもなかったら、どうなるでしょうか?
1.もし「基本金(今の財産へのロック)」をしなかったら、どうなるか?
・例えば、校舎の建築代金分を他の経費に使ってしまったら、校舎の建築代金を払えず、学校の運営ができません。
・例えば、校舎の建築代金分を借入金に頼っていたら、今後学校は借入金返済という副作用に苦しむことになります。
↓ですから
結論「このお金は、校舎を維持するための『元手』だから、絶対に使っちゃダメ!」ということで、代金分の収入を経費支払に使わないで、別枠で取っておく、いわば「ロック(基本金)」をかけておかないと、いつの間にかお金が逃げていってしまいます。
2.もし「減価償却(未来への貯金)」をしなかったら、どうなるか?
・例えば、毎年、「今年はお金が残りそうだから、全部使っちゃおう!」と、入ってきた授業料をその年の給料やイベントで全部使い切ってしまいます。毎年そうしていると、
・30年後…校舎がボロボロになって「さあ、建て替えよう」と思ったとき、金庫を開けたら空っぽです。
↓ですから
結論 新しい校舎を買うお金がなくて、学校は続けられなくなります。だから、「毎年少しずつ、未来のために貯金(費用計上)しておくこと」が必要です。
今日は、ここまでです。
