４．活動区分資金収支計算書

こんにちは！今日は、学校会計の研修会でのご質問です。

 

＜Ｑ＞４．活動区分資金収支計算書

　制度から見て、活動区分資金収支計算書を作成する目的を教えて下さい。また回答に当たっては、根拠となる法令の条文や通知文の該当箇所を教えて下さい。

※今週の予定

曜日	内容
月曜日	１．貸借対照表
火曜日	２．事業活動収支計算書
水曜日	３．資金収支計算書
木曜日	４．活動区分資金収支計算書
金曜日	５．財産目録
土曜日	６．事業報告書

 

＜Ａ＞

4. 活動区分資金収支計算書（Statement of Cash Flows by Activities）

 

（１）作成目的:

活動区分資金収支計算書は、資金収支計算書に記載される資金収入及び資金支出の決算額を、以下の三つの活動区分ごとに分けて表示することを目的とします。これにより、資金の流れという視点から学校法人の財政及び経営の状況を把握することができます（基準39条1項）。

 

（２）根拠法令

書類	目的・作成義務	法令（条文）
作成義務	資金収支計算書に基づき作成する計算書類である	私学法103条2項 基準16条
記載内容	資金収入及び資金支出の決算額を活動区分ごとに分けて記載する	基準39条 【様式】基準39条2項（第4号様式）
	1. 活動区分：教育活動、施設若しくは設備の取得⼜は売却その他これらに類する活動、資金調達その他前⼆号に掲げる活動以外の活動に区分して記載。 2. 各活動区分ごとの資金収支差額を表示する。 3. 調整勘定等の加減の計算過程を注記すること

 

今日は、ここまでです。