2024年12月11日
「第2号基本金の組入れに係る計画表」の所要見込総額について
<Q>「第2号基本金の組入れに係る計画表」の所要見込総額について
旧校舎(取得価額3億円)を取り壊して新校舎を建設する予定です。校舎の改築に要する金額を7億円と見込んでいます。第2号基本金の組入れに係る計画表の摘要欄の所要見込総額は7億円と記載するのでしょうか。なお、旧校舎については全額基本金組入済みです。
<A>
「第2号基本金の組入れに係る計画表」の所要見込総額の書き方は、常識と少し違います。あくまでも「第2号基本金の組入れに係る計画表」に関する記載だからです。
昭和62 年8月文部省通知では、取得更新の場合には、除却資産の取得価額を控除した額を「取得額」として記載することとなる記載例をあげています。ですから、所要見込総額も、改築に係る建設費7億円から旧校舎の取得価額3億円を控除した4億円で記載されることになります。
公認会計士協会の公表物(基本金に係る実務上の取扱いに関するQ&A H26.12.2 学校法人委員会研究報告第15 号5−4)も同趣旨のことを言っています。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│