2024年11月20日
グループ償却資産の現物管理
こんにちは!今日は、ある高校法人でのご質問です。
<Q>グループ償却資産の現物管理
机、椅子など機器備品については、当高校ではグループ償却をしています。この場合、現物資産の管理はどうしたら良いでしょうか?
<A>
機器備品については、グループ償却が認められています。取得年度ごとに同一耐用年数のものをグループ化し、一括して償却計算をし、耐用年数の最終年度に一括除却する方法です。最終年度の一括除却は、グループ償却は事務処理の簡素化と言う割り切った方法なので、現物が残っていても経理上は、除却処理をします。
しかしながら、会計処理と資産の現物管理は別の話なので、現物の管理は「簿外資産台帳」で行うことになります。そもそも資産取得時から「資産管理台帳」を設けて現物管理することが一番望ましいでしょう。
※同趣旨
・学校法人の減価償却に関する監査上の取扱い(学校法人委員会報告第28号)の解説
・固定資産に関するQ&A(学校法人委員会研究報告第20号)3−5償却完了と備忘価額
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│