2024年09月06日
【改正私学法】予算と事業計画と中期的な計画の違い？
こんにちは！今日は、ある高校法人が寄附行為の改正作業を進めています。
＜Ｑ＞【改正私学法】予算と事業計画と中期的な計画の違い？
改正私学法に出てくる「予算」と「事業計画」と「中期的な計画」の違いがよくわかりません。
＜Ａ＞
今日は、似ているようで微妙に違う「予算」と「事業計画」と「中期的な計画」の違いのご質問です。
「予算」とは、「学校法人の教育研究活動の具体的計画を所定の計算体系に基づいて科目と金額で表示したもの」です。（松坂逐条解説p620-改正法99条解説部分）
「事業計画」とは、学校法人の一会計年度の運営の基本的な計画を定めるものです。事業計画の作成については、平成16年改正で追加された事項です。（松坂逐条解説p621-改正法99条解説部分）
「事業に関する中期的な計画」とは、学校法人の中期的な事業の計画を定めるものであり、令和元年改正で大臣所轄学校法人に対し新たに追加された事項です。同改正では、従来の一会計年度の運営の計画である事業計画に加えて、概ね五年程度以上の中期にわたる事業の計画をいいます（松坂逐条解説p306）。中期業計画のことです。改正法148条に定めがあります。
※簡単まとめ
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用語 |
意味 |
大臣所轄学校法人等 |
その他の知事所轄法人 |
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��
予算 |
単年度の収入と支出のお金の計画（改正法99条） |
◯ |
◯ |
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��
事業計画 |
単年度の運営の基本的な計画（改正法99条） |
◯ |
◯ |
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��
中期的な計画 |
概ね5年以上の中期事業計画（大臣所轄法人は法定→改正法148条） |
◯ |
− |
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
