【ニュース】「セグメント情報の配分基準(たたき台)」公表される!【予算書】「歳入予算」vs「収入予算」

2024年10月21日

入学選抜試験の経費の教管区分について

入学試験2こんにちは!今日は、ある学校会計の研修会でのご質問です。

 

<Q>入学選抜試験の経費の教管区分について

 私学事業団の月報私学のQ&Aで「入学選抜試験に直接要する」費用を教育研究経費としていますが?どうしてですか?

月報私学(2020.12.1300号)P3

インターネット出願にかかる費用

Q4 受験生募集から入学試験受付手続きまでの処理にWeb出願システムを導入しています。このシステム利用料について、教育研究経費としてよいでしょうか。

A4 募集広告から入学願書受付までの諸費用は募集に要する経費であるため、管理経費とすることが妥当とされており、Web出願システムでも同様に「管理経費(支出)」として処理する必要があります。

 ただし、Web出願システムにおいては複数の機能を有することが考えられ、受験票の印刷など入学選抜試験に直接要する機能を有し、機能の割合等で明確に按分できる場合は、費用の一部を「教育研究経費(支出)」として処理することも考えられます。

 

<A>

基準別表第一では、「教育研究経費支出」の説明で「教育研究のために支出する経費(学生、生徒等を募集するために支出する経費を除く。)をいう。」としています。つまり、学校会計では学生生徒の募集経費は、管理経費支出になるわけです。

ですが、この募集経費については、文部省通知(雑管118号)で追加説明があり、『「学生生徒等の募集のために要する経費」には、入学選抜試験に要する経費は含まないものとすること。』としています。

このため、今回の私学事業団のQ&Aの入学選抜試験に要する経費を教育研究経費(支出)としているのでしょう。

※まとめ

学生生徒の募集経費→

管理経費

入学選抜試験の経費→

教育研究経費

 

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)

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