2023年12月06日
少額重要資産と通常の有形固定資産の相違
<Q>少額重要資産と通常の有形固定資産の相違
学校法人会計で、少額重要資産と通常の有形固定資産の違いがわかりません。相違を教えてください。
<A>
まず、少額重要資産とは、学校法人の性質上基本的に重要な資産であるかどうか、第二に常時相当多額(多量)に保有することが目的遂行上必要とされる資産であるかどうかを基準として判断されます。少額重要資産の例としては、机、椅子、書架、ロッカーなどが挙げられます。(参考:「基本金設定の対象となる資産及び基本金の組入れについて(報告)」について(通知)昭49.2.14文管振第62号)
ですから固定資産計上基準が10万円の学校の場合、生徒用の椅子3脚(単価2万円)を購入した場合に消耗品費6万円にしないで少額重要資産として教育研究用機器備品6万円を資産計上します。
このように、少額重要資産と通常の有形固定資産の違いは、少額重要資産は、学校運営上必須の資産であり、取得価額の単価が一定以下である場合に該当します。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│