2023年03月24日
周辺会計とは何か?
<Q>周辺会計とは何か?
経理の人がいう周辺会計というのは何のことですか?
<A>
周辺会計については、学校法人会計基準で定義されているわけではなりません。学校法人会計の実務では、慣行的にPTAや後援会、卒業生の会などの会計と周辺会計を読んでいます。学校法人会計基準に従った学校会計を本会計にいうのに対して、PTAや後援会、卒業生の会などの会計を周辺会計と呼んでいます。本会計は、学校法人が行う教育事業の会計であるのに対して、PTAや後援会、卒業生の会は人格のない社団ですが、団体として独立して自主的に活動する場合には、周辺会計として独立した会計が出てきます。
また、周辺会計の会計処理に関連した文科省の通知として「学校法人における寄付金等及び教材料等の取扱いの適正確保について(通知)」(平27.3.31 26高私参第9号)があります。
記 1.学校法人に対して、在学生保護者等関係者から支払われる金銭等については、学校法人会計基準の趣旨にのっとり、学校法人が管理する会計帳簿に適切に記載すること。なお、会計帳簿に記載すべきかどうかについては、収受した金銭の徴収根拠や契約の実態について個別に精査した上で判断すること。 2.教職員等が実費や経過的な金銭を徴収する場合であっても、学校法人が収受した金銭であることから、学校法人の責任において適切な会計処理を行うこと。 3.学校法人において適切な管理がなされない場合、紛失、盗難、使途不明又は担当者等による私的流用等の不適切な取扱いが生じるおそれがあるため、管理体制を確立すること。 |
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│