2022年06月27日
【幼稚園】芋掘りの意義??
こんにちは!今日は、幼稚園法人の評議員さんからのご質問です。
<Q>【幼稚園】芋掘りの意義??
多くの幼稚園では、行事として「芋掘り」を行いますが、幼児教育ではどうして「芋掘り」を行うのですか?
<A>
幼稚園、保育所、認定こども園などで、保育の場を園外に移して、直接かつ具体的にさまざまな体験をさせる園外保育をいいますが、園外保育の一つに芋掘りがあります。園外保育を行うことにより、子どもの生活体験と感性を豊かにすることが目的です。
※園外保育の例(思いつくまま勝手に整理する)
分類 |
具体的行動 |
備考 |
日常 |
・日常の散歩 |
園外なので安全面に配慮して子どもが楽しめるように |
自然体験 |
・芋堀りや虫取り、ドングリ拾い |
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・動物園や水族館、プラネタリウム見学 |
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文化活動 |
・演劇、音楽鑑賞 |
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地域交流 |
・商店街、老人施設の訪問 |
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・園外で一泊する宿泊保育 |
きちんとした説明は、専門書を引用します。
改訂新版 保育用語辞典(2019一藝社) 園外保育 ふだんの園生活の中では経験できないこと、味わえないことを園外の場で保育を行うことである。遠足等のように前もって決められた場所に出かけていき、特別なプログラムを作成して保育が行われる場合もあるが、日常的な保育の一環として園外に出て散歩などを行う場合もある。いずれの場合でも、園内の狭い空間から解放され、子どもたちは伸びやかに過ごせるという利点がある。特に、自然や社会の出来事に直接触れたり感じたりする機会を持つことが大事である。園外保育の例としては、虫取りや芋掘り、老人ホームの訪問等が挙げられるが、このような経験が、子どもたちの生活を豊かにしていくことにつながる。安全管理に十分に気をつけ、のびのびと楽しめるように配慮することが大切である。(五十嵐淳子) |
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│