2022年04月25日
【特定資産】引当特定資産の目的変更
今日は、ある専門学校でのご質問です。
<Q>引当特定資産の目的変更
学校では、減価償却引当特定資産を目的変更して施設拡充引当特定資産に振り替えたいのですが、資金収支仕訳は必要ですか?それとも貸借対照表内の振替仕訳だけで良いですか?
<A>
議論がありそうなご質問ですが、一般的には資金収支計算書を通した仕訳を起こすことが綺麗でしょう(基準5条 総額表示)。
<関連>
似た設問が私学事業団の実務問答集には掲載されています。
350 引当特定資産の名称と引当目的 Q 前年度、貸借対照表に施設拡充引当特定資産を計上したが、目下のところ具体的な施設拡充計画はないため、実質は減価償却の引当てが目的となっている。引当特定資産の名称と引当目的に差異がある場合であっても、施設拡充引当特定資産の名称を使用して差し支えないか。 A 「減価償却の引当てを目的とした資産」であるならば、その旨を勘定科目の上でも明確にすべきである。 修正にあたっては、資産間で直接振り替えるのではなく、資金収支計算を通して修正を示すことが妥当である。修正の仕訳を示せば次のとおりである。 (1)施設拡充引当特定資産を取り崩す
(2)改めて減価償却引当特定資産を設ける。
また、固定資産明細表にはそれぞれの科目に同額の増減が表示されるので、摘要欄または脚注に修正した旨を注記することが望ましい。 |
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 20:05│Comments(0)│