2021年08月19日
【文科省調査】「令和2年度学校図書館の現状に関する調査」
文部科学省は「令和2年度学校図書館の現状に関する調査」の結果を7月29日に公表しました。
1.調査内容 |
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(1)調査対象 |
小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、義務教育学校及び中等教育学校 |
(2)調査項目 |
学校図書館における人的整備の状況、学校図書館における物的整備の状況、学校図書館の活用及び読書活動の状況 |
2.調査結果の主なポイント |
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(1)学校司書の配置 |
「学校司書」を配置している学校の割合は、小・中・高等学校でそれぞれ68.8%、64.1%、63.0%であり、小・中学校は前回より増加したが、高等学校は減少。 |
(2)学校図書館図書標準の達成 |
学校図書館図書標準を達成している学校の割合は小・中学校でそれぞれ71.2%、61.1%であり増加しているものの、その割合はいまだ十分ではない状況。 |
(3) 新聞の配備 |
学校に新聞を配備している学校の割合は、小・中・高等学校でそれぞれ56.9%、56.8%、95.1%であり、前回より増加。 |
正確な調査結果は下記参照
令和2年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について
(PDF:2.2MB) PDF
また、今回初めて「多様な蔵書等の整備状況」について調査しました。「電子書籍を所蔵している学校の割合」は小学校0.2%、中学校0.3%、高等学校1.4%でした。
次回調査は2025年度に実施予定です。
3.今後の対応 |
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(1)学校図書館図書整備等5か年計画 |
(1)学校司書、図書及び新聞については、「学校図書館図書整備等5か年計画」に基づき、地方財政措置が講じられており、引き続き、計画的な整備を進める。 |
(2)取組事例の横展開 |
(2)学校図書館を活用した授業改善や読書活動の推進のための学校司書の配置等による効果的な取組事例の横展開などを行う。 |
(3)学校図書館ガイドラインの利活用 |
(3)学校においては、校長のリーダーシップの下、「学校図書館ガイドライン」を参考に学校図書館の適切な運営や利活用など学校図書館の充実を促していく。 |
今日は、ここまでです。