2021年09月27日
【引当金】徴収不能引当金と退職給与引当金
こんにちは!今日は、短大の経理の方からのご質問です。
<Q>【引当金】徴収不能引当金と退職給与引当金
学校会計では、徴収不能引当金と退職給与引当金を計上しますが、引当金の種類が違うと聞きました。どういうことですか?
<A>
引当金と言うためには、引当金の4条件を満たすことが必要でした。
4条件は、企業会計原則注解の[注18]引当金について にあります。
引当金の条件 1.将来の特定の費用または損失であって、 2.その発生が当期以前の事象に起因し 3.発生の可能性が高く 4.その金額を合理的に見積もることができること。 |
徴収不能引当金も退職給与引当金のこの4条件を満たす引当金です。
引当金は、その性格から引当金を評価性引当金と負債性引当金に分けて整理することがあります。
評価性引当金は、ある資産(例えば、未収入金)を名目額で計上している場合に、その資産の実質的な回収額を表示するために引当金(徴収不能引当金)です。
徴収不能引当金は、未収入金などの資産から控除する形で表示されるために資産を評価するための評価勘定と言われることもありますが、正しくは、各年度の収支計算を正しく表示するための引当金勘定です。
負債性引当金は、貸借対照表の負債の部に計上されるので負債性引当金と言い、代表選手は退職給与引当金です。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
│★ 負債