2020年07月03日
【監事】1人だけの監事監査報告書
<Q>【監事】1人だけの監事監査報告書
県には、計算書類に合わせて会計士の監査証明書と監事の監査報告書を提出することになっているのですが、今年度は、監事の体調が悪く監査ができず、監事の監査報告書が1人だけとなってしまいました。大丈夫でしょうか?
<A>
私学法で監事は2名以上となっているので2名の監事報告書が望ましいのですが、事情によっては1名分の監事報告書でも法的には大丈夫なようです。
今回のご質問は、私学事業団の経営に関する実務問答集を参考にしていますので、正確は内容は、下記を参考に最終判断して下さい。
私学事業団の経営に関する実務問答集 443 監事が⼀⼈で行った監査 Q 寄附行為で監事を2名と定めているが、内1名が長期病気療養中のため決算監査は1 名で行った。この監査は有効か。 A 監事1名による監査も有効である。 監事は2人以上置かれ(私立学校法第35条第1項)、全員がその職務を遂行することが望ましいが、監査機関たる性質上、各自がそれぞれ単独に職務を行うことができるのであって、必ずしも監事全員が共同して職務を行わなければならないものではない。 質問のように、物理的事由により職務遂行が不可能と認められる場合には、事前に他の監事にその職務を依頼する手続をするのが望ましいが、事後、監査報告書の承認又は意見添付の手続を取っても差し支えない。 |
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
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