2020年05月22日
【注記】担保資産が土地と構築物ってどういう事?
<Q>【注記】担保資産が土地と構築物ってどういう事?
学校の決算説明で、「担保に提供している資産は、土地と構築物」ありましたが、構築物と言うのか建物のことではないですか? 担保資産が、「土地と構築物」というのは、どういうことですか?
(決算書のイメージ) 貸借対照表 注記 5.担保に供されている資産の種類及び額 土 地 ✕✕✕円 構築物 ✕✕✕円 |
<A>
学校法人会計基準では、構築物の説明をしています。基準の別表第三 貸借対照表記載科目では「構築物‥‥プール、競技場、庭園等の土木設備又は工作物をいう。」となっています。
建物と構築物を比べると、建物の構築物も土地にくっついてる点は同じです。しかし、建物は屋根と壁がある空間です。簡単に言うと、建物は校舎や体育館です。他方、構築物ですが、こちらは屋根と壁がない空間です。学校の屋外プールや陸上グランドのスタンドは屋根や壁がない空間です。
そう考えると担保資産の「土地・構築物」の組み合わせは、例えば、校地+プール、競技場、庭園等の土木設備又は工作物が代表例ですが、他にも土地と構築物の組み合わせは、土地+運動場の施設、門扉、貯水槽、舗装道路、擁壁などがあるでしょう。
幼稚園であれば、土地+構築物の組み合わせは、園庭+滑り台、ぶらんこ、ジャンルジムなどが考えられます。
担保資産の種類では、土地+建物(校地+校舎)の組み合わせが多いのですが、校庭やグランドを持つ学校では土地+構築物の組み合わせも意外と多いものです。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
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