2019年07月11日
【基本金】基本金取引での繰延
<Q>【基本金】基本金取引での繰延
基本金明細表で繰延と言う言葉を聞きますが、どういう場合に使うのでしょうか?
<A>
基本金の取引で繰延という言葉を使う場面は2つある感じです。
1.基本金の既組入額の繰延
例えば、校舎を建て替えのため旧校舎を取り壊し、年度末を向かえました。この場合、従来の組み入れ済の基本金は、翌年度に新校舎の建築予定があるため取り崩さないで、よく会計年度に繰り延べます。繰延は、基本金をそのままにして持ち越すことです。
いわば組入済基本金の、翌会計年度への繰延です。
2.基本金の未組入高の繰延
今度は、新しく第2校舎を全額借入金で建てたとします。そうすると、財源が借入金なので基本金はまだ出てきません。基本金の未組入高が出てきます。返済は翌会計年度から始まります。すると、この未組み入れ高は、翌会計年度以降に借入金に返済に従って基本金に組み入れていくことになります。
こちらは、基本金の未組入高の翌会計年度への繰延です。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
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