2019年06月18日
【切手】古い切手がたくさん出てきた。
こんにちは！今日は、専修学校法人さんでのご質問です。
＜Ｑ＞【切手】古い切手がたくさん出てきた。
金庫の引き出しから古い切手がたくさん出てきました。たぶん窓口での入学願書の販売代金などと思われますが、会計処理はどうした良いでしょうか？
＜Ａ＞
以前は、入学案内などを販売し切手で代金を受領していていた時代がありました。切手の受入は、通信費か現金か貯蔵品か迷うところでしょう。
切手は現金かどうか考えてみます。
会計の現金は、通貨と通貨代用証券です。
通貨とは､紙幣や硬貨などです。通貨代用証券とは､他人振出しの小切手､送金小切手､送金為替手形､郵便為替証書満期到来した公社債の利札､配当余受領書などのすぐに換金できるものです。
さて、今回の切手を現金がどうか考えてみます。切手や収入印紙は、現金と一緒に金庫に保管されていることもありますが、使途が指定されて、支払手段としても難しく現金とはしては処理しません。そうすると切手は、現金にはなりません。
ですから今回、金庫から出てきた切手は、いったん貯蔵品で計上して、もし金額が少額なら通信費に振り替えてはどうでしょうか。
＜発展＞
以前は、切手での受入処理が学校で見られました。このため私学事業団の実務問答集＜第1次改訂版＞1998.7では切手のＱ＆Ａが見られます。
| 90 郵便切手で受け入れた入学案内代金の処理 Ｑ 受験生から入学案内の代金として、現金のかわりに郵便切手を送ってもらい、その切手は学校の日常の通信に使用している。この場合の会計処理はどうなるか。
Ａ 会計処理は次の方法によることが、妥当である。 �〕絞慇攫蠅鮗�け入れたとき (借方)貯蔵品(郵便切手)✕✕✕(貸方)入学案内販売収入✕✕✕
�⇒絞慇攫蠅鮖藩僂靴燭箸� (借方)通信費 ✕✕✕(貸方)貯蔵品(郵便切手)✕✕✕
(平7年) |
今日は、ここまでです。
