2019年04月23日
【決算での質問7】お金の寄付と現物寄付の表示の違い
<Q>【寄付金】お金の寄付と現物寄付の表示の違い
事業活動収支計算書の「お金の寄付」と「現物の寄付」の表示方法の違いがよくわかりません。
<A>
(1)お金の寄付(寄付金)の表示
お金の寄付(寄付金)については、寄付者の意思を尊重して会計処理をします。
施設設備の拡充等のための寄付金は、特別収支の施設設備寄付金に計上します。それ以外の寄付金は、教育活動収支の(大科目)寄付金の(小科目)特別寄付金か(小科目)一般寄付金に計上します。
ここで、寄付者の意思は、寄付金趣意書、寄付金申込書等により、可能な限り明確にすることが望ましいのですが、もし寄付者の意思が明確でない場合は、(割り切って)教育活動収支の一般寄付金とすることに決めています。
早わかりで言うと、お金の寄付(寄付金)は、寄付者の意思(取引の入口)で判断するわけです。
(2)現物寄付の表示
現物寄付は、事業活動収支計算書だけに登場します。ただ、同じ小科目名は「現物寄付」でも表示場所が、教育活動収支と特別収支に別れます。現物寄付の表示区分に注意です。
物の寄付(現物寄付)は、いただいた現物寄付を固定資産計上する場合は、特別収支の現物寄付に計上します。それ以外の現物寄付は、教育活動収支の現物寄付に計上します。
現物寄付の表示は、早わかりで言うと、学校側の会計処理(取引の出口)で決定します。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
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