2018年11月12日
【財務分析】高校だけの財務比率?
こんにちは!今日は、短期大学法人の総務の方からの御質問です。
<Q>【財務分析】高校だけの財務比率?
短大と高校の財務比率は同じですか?
<A>
短大の高校の財務分析で使われる比率は、だいたい同じなのですが、高校特有の比率に補正人件費依存率があります。
まず、通常の人件費依存率です。
「人件費依存率=人件費÷学生生徒等納付金」です。
内容は、人件費の学生生徒等納付金に占める割合で、一般的に人件費は学生生徒等納付金で賄える範囲内に収まっている(比率が100%を超えない)ことが理想的だと言われます。
実は、高校部門では、追加で「補正人件費依存率」があります。
「補正人件費依存率=人件費÷(学生生徒等納付金+経常費等補助金)」
人件費依存率の分母に経常費等補助金が加わりました。
高校には、都道府県から相当規模の補助金が交付され、納付金の軽減が図られているので、逆に分母に経常費等補助金を加えた補正人件費依存率として評価するわけです。一般的に、この比率が100%を超えないことが経営上では好ましいとされています。
なお、今回の財務比率は「私学事業団の今日の私学財政」(高等学校・中学校・小学校編)を利用しての説明です。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
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