2018年06月27日
【高校3】通信制高校とサポート校の違いって何?
こんにちは!今日は、高校法人の外部理事さんからのご質問です。
<Q>通信制高校とサポート校の違いって何?
理事会で、通信高校とサポート校の話題が出ましたが、違いがよくわかりません。
<A>
まず通信制高校の説明を少します。
1.通信制高校とは
通信制高校とは、学校へ登校して授業を受けるのではなく、通信制で学習して高校卒業
資格の取得を目指す形式の高校です。
学習方法は、学校から送られてくる課題を提出して、添削を受けるのが基本となります。
また、定められた日に登校して先生に直接指導を受ける機会も設けられています。学習の終わりに単位認定試験を受け、合格できたら単位をとることができます。
卒業するためには、3年以上在籍し、74単位以上の取得が必要です。また、体育祭やクラブ活動、ホームルームなど、教科の学習以外の活動を30単位時間以上受ける必要があります。
2.通信制高校とサポート校の違い
通信制高校は、基本的に自宅で、ひとりで学びながら卒業を目指していきます。しかし、自力で卒業までがんばるのは易しいことではなく、途中であきらめてしまう生徒も存在します。
サポート校は、そのような学生を支える機関で、学業以外にも、生活面や精神面までをフォローしてくれる機関です。注意したいのは、サポート校はあくまで通信制高校での学習を補助する民間の機関で、サポート校に通うだけでは高校卒業資格の取得はできないということです。
※通信制高校とサポート校の違い
| 通信制高校 | サポート校 |
なりたち | 学校教育法に定められた学校法人 | 予備校や専門学校、塾などの民問機関が運営する学習支援施設 |
できること | 高校卒業資格が取得できる | 通信制高校で学ぶうえでのさまざまなサポートを受けることができる |
参考:「2019年度入試用高校受験案内」p77 平成30年4月旺文社。
今日は、ここまでです。