2017年12月21日
【こども園】「ならし保育」ってなあに?
こんにちは!今日は、認定こども園で会計士さんからのご質問です。
<Q>「ならし保育」ってなあに?
こども園の「ならし保育」って何ですか?
<A>
ならし保育学は、子どもが幼稚園やこども園に入園した直後、新しい環境になれるために保育時間をだんだん長くしていく保育のことですが、学校会計の法規集で見たことがありません。正確にお答えするための保育の専門書の力を借りてのご回答です。
まず、新版・保育用語辞典p300(編集代表 谷田貝公昭先生。H28一藝社)です。
ならし保育 子どもが初めての集団生活を送る幼稚園や保育所等に無理なく慣れていけるようにすることを目的として行われる保育のことである。 具体的には、保育時間を短時間から始めて少しずつ延ばしていく。また、保護者が可能であれば、子どもが保護者といっしょに保育室で過ごすなどする。保護者といっしょに過ごすことで子どもが安心するだけでなく、保護者が園への理解を深め安心することで、子どものさらなる安心へとつながる。 子どもの反応はさまざまであるため、ならし保育の進め方は一様でなく、一人ひとりの状況に応じて配慮していくことが求められる。その際、保護者との連絡を密にし、思いを共有しながら進めていくことが大切になる。保育者が保護者との関わりを深めることは、子どもの安心にもつながる。(小櫃智子) |
もう一つ「‘17年度版 幼稚園/保育士試験 役立つ保育・教育用語集」P150〜151(大阪教育図書)から引用です。
〔ならし保育〕 初めて親から離れて幼稚園・保育所などで過ごす子どもたちは、集団での園(所)生活や、環境の変化にとまどいを生じることがよくあります。そうした時に、子どもたちが園生活に少しでも慣れることを主たる目的として、行われる保育が「ならし保育」です。 ならし保育では、保育時間を通常より短くすることや、母親に子どもと一緒に保育室で過ごしてもらう等、子どもを園生活に慣らすニュアンスもあります。基本的には、子どもが無理なく園生活になじめるように配慮することが求められています。 |
今日は、ここまでです。