2017年06月08日
【理事からの質問】経理の借方・貸方?!
<Q>【理事からの質問】経理の借方・貸方?!
当法人の会計伝票には、借方と貸方が必ずありますがどうしてですか?
<A>
世の中の経済取引は、ほとんどが交換取引です。
例えば、スクールバスの購入は、お金をバスの交換です。
借方 | 貸方 |
バス(車両) 100 | 現金預金 100 |
学校が、保護者から受け取る4月分の授業料収入は、学校が保護者と現金預金と授業提供サービスを交換するわけです。
借方 | 貸方 |
現金預金 100 | 授業料 100 |
人件費も学校が、現金預金を労働力を教職員を交換するわけです。
そこで、学校法人が採用する会計処理は、交換取引を記録するためにそれぞれの交換物を左(借方)と右(貸方)に分けて記録することになりました。簡単に考えてしまうと意外と原始的でシンプルな交換取引の記録方法にも見えます。
<少し発展>
学校会計では、基準2条で「複式簿記」を採用することになっています。
今日は、ここまでです。