2016年01月27日
【幼稚園】就園奨励費の会計処理
こんにちは!幼稚園に行ってきました。
<Q>就園奨励費の会計処理 市から交付される入園奨励費の会計処理を教えて下さい。 <A> ほとんどの市区町村では、幼児を私立幼稚園に通園させている保護者を対象に、その経済的負担を軽減するため、国の補助を受けて入園料・保育料の助成を行っています。就園奨励費補助と言います。 交付の仕方は、多くは幼稚園を経由して保護者に支給されます。 この就園奨励費の会計処理ですが、この助成金は、学校法人に交付される補助金ではなく直接保護者等に対する補助金です。このため幼稚園の収入にはならないで、入金額は預り金で処理します。 ただ一部の県では県の指導で「就園奨励費補助金」として補助金計上するように指示していることがあるので注意が必要です。 <参考> 文科省資料より 幼児教育の段階的無償化に向けた取組の推進 (幼稚園就園奨励費補助) (平成26年度予算額33,905百万円) 平成27年度所要額40,188百万円 (対前年度6,283百万円増) うち、子ども・子育て支援新制度移行分を除いた文部科学省予算計上分平成27年度予算 (案) 32,341百万円 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、すべての子供に質の高い幼児教育を保障するため、幼児教育の無償化に段階的に取り組む。このため、平成27年度については、昨年度に引き続き低所得世帯の保護者負担の軽減を図るとともに、市町村に対する補助を拡充し、超過負担の解消を行うことにより、すべての園児に等しく支援が行われるよう環境整備を図る。 ※子ども・子育て支援新制度移行分を除いた文部科学省予算計上分については「幼稚園就園奨励費補助」で対応。 ※幼稚園就園奨励費補助( 補助率:1/3以内) 幼児教育の振興を図る観点から、保護者の所得状況に応じた経済的負担の軽減等を図る「幼稚園就園奨励事業」を実施している地方公共団体に対し国が所要経費の一部を補助する。 今日は、ここまでです。