2015年12月17日
【科目】小科目の見直し・追加方法?!
<Q>小科目の追加
基準改正に伴い小科目の見直しをしています。小科目の追加については、学校法人会計基準・別表第一の(注)2に説明があるのですが、意味がわかりません。解説をお願いします。
※学校法人会計基準・別表第一の(注)2
2 小科目に追加する科目は、形態分類による科目でなければならない。ただし、形態分類によることが困難であり、かつ、金額が僅少なものについては、この限りでない。 |
<A>
学校法人会計基準の別表第一では、経費の例示を「消耗品費支出、消耗品費支出、光熱水費支出、奨学費支出」の4つ代表科目の例示しかしていません。学校の経費支出の状況を説明するためには、4つの科目ではどうしても説明できません。例えば、ボイラーの修理をしても修繕代を計上する科目がありません。
このため、学校会計の実務では、各学校が科目を追加しています。例えば、先の例では修繕費支出の科目を追加します。そして、このように学校が科目を追加するときには、学校法人会計基準は、原則・形態分類、例外・目的分類(機能分類と言うこともある)で科目を作ってくださいと言うルールを決めました。目的分類の代表は、福利費支出です。
今日は、ここまでです。