2015年06月25日
【固定資産】少額重要資産の除却時点
<Q>少額重要資産の除却時点 机、椅子などの少額重要資産は、必ず償却最終年度に除却するパターンしかないのでしょうか? <A> 1.通常の場合は最終年度に一括除却 少額重要資産はグループ償却で減価償却を行いますが、現物があってもなくても、耐用 年数の最終年度に一括除却処理する方法も妥当な会計処理として取り扱うものとされている。つまり、グループ償却を採用している場合には、紛失が判明した年度ないし廃棄した年度において除却処理を行いません。 2.例外処理もありえる ただし、グループ償却はあくまで事務手続の簡素化という観点から認められるものなので、例えば、災害等で大量に廃棄すべき資産が生じたような場合にまで、耐用年数経過時まで除却処理を行わないのは適当ではないと考えられます。このような場合には、当該事象が発生した年度において会計上も除却処理すべきであるとされています。 (参考:固定資産Q&Aの4-4) 今日は、ここまでです。