2014年04月02日
【図書】電子図書の会計処理
<Q>電子図書の会計処理
電子図書が増えてきそうなのですが、会計処理で何か参考になる取扱いはありますか。
<A>
明確に電子図書の取扱いを定めた取扱いは、法規ではありませんが、事業団さんの月報私学でみたことがあります。
月報私学VOL.156号より引用です。ご参考になれば幸いです。
●電子ジャーナル、電子ブック
Q.電子ジャーナル 学術情報を収録した電子ジャーナルの購読契約をしました。複数のタイトルがパッケージになったものですが、会計処理はどのようにするのでしょうか。 |
A 電子ジャーナルは、雑誌が電子化されたもので、オンライン・ジャーナルとも呼ばれます。雑誌のコンテンツが電子化されたものと考えられますので、利用の態様に従い、当該
の雑誌を冊子形態で購入した場合に準じた会計処理を行うことになります。したがって、長期間にわたっての保存や使用が予定されない雑誌に相当する電子ジャーナルである場
合、消費支出として取り扱うことができます。
なお、質問の場合、複数のタイトルがパッケージになったものとのことですが、タイトルごとにではなく、パッケージ契約ごとに会計処理を行います。
Q.電子ブック 電子ブック(百科事典、単行本、ハンドブック等)を購入しました。会計処理はどのようにするのでしょうか |
A 電子ブックは、冊子形態の書籍が電子化されたもので、他に電子書籍、Eブック等の呼称があり、電子機器端末等を用いて読み取ります。電子ブックは書籍のコンテンツが電子化されたものと考えられますので、利用の態様に従い、図書に準じた会計処理を行うことになります。
【事務局コメント】
紙の図書でも、電子図書でも、やはり「図書の会計処理について(報告)」について(通知)(昭47.11.14雑管第115号)が会計処理の基本にしていますね。長期間に保有・使用するかがポイントですね。
今日は、ここまでです。