2014年03月25日
【減価償却】年度の途中に購入した資産の償却
<Q>年度の途中に購入した資産の償却
年度途中に購入した備品の償却を、この学校では翌年度から減価償却を開始しています。おかしくないのですか?
<A>
企業会計から考えるとおかしいのですが、学校会計では、金額の重要性がない場合には簡便処理を認めています。
学校会計でも本来は、年度の途中で購入した減価償却資産の減価償却は月割り計算をします。ただし、重要性のない場合には、次の簡便法を採用することもできます。
イ 取得時の会計年度は、償却額年額の2分の1の額により行う。
ロ 取得時の会計年度は、償却を行わず、翌会計年度から行う。
ハ 取得時の会計年度から償却額年額により行う
(「学校法人の減価償却に関する監査上の取扱いについて」日本公認会計士協会学校法人委員会報告第28号)
昭和46年現行基準ができる前は、学校会計は収支会計で減価償却制度がなく、たぶん、当時はパソコンのなかった?時代なので、簡便法を認めたのかもしれませんね。時間があったら、また図書館で昭和40年前半の学校会計のことを調べてきますね。
今日は、ここまでです。
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