2014年02月28日
【教育】幼稚園の給食とスクールバスの教育性
<Q>幼稚園の給食とスクールバスの教育性
研修会で、幼稚園の給食やスクールバスは、高校とは取扱いが違うとのことですが、どういうことですか?
<A>
幼稚園教育の特殊性から文科省からH19年に、幼稚園の「給食は食育、スクールバスは安全教育」との通知が発出されており、高校などの学校種に比べて教育性が高いとの取扱いが示されました。
幼稚園の給食とスクールバスについては、税務上も教育性が考慮され、給食代(保育料の一部)、スクールバス代(施設設備費収入の一部)については、消費税は非課税とされました。
幼稚園における給食の提供及びスクールバスの運用に係る消費税の .
以下は、参考の通知です。
幼稚園における食育の推進について(通知) 18初幼教第9号 平成19年1月17日 幼児教育振興アクションプログラム(平成18年10月4日)では,食育基本法及び食育基本計画を踏まえ,食育を推進することとされています。 貴職におかれましては,幼稚園における食育を推進する観点から,食育基本計画の内容についてご了知いただくとともに、幼稚園の食育について下記の諸点にご配慮願います。 また、都道府県におかれては、所管の幼稚園や域内の市町村に対して周知していただくとともに、適切な対応がなされるよう御指導をお願いします。 記 1.幼稚園は幼児が生涯にわたる人間形成の基礎を培う場であり、食材との触れ合いや食事の準備をはじめとする食に関する様々な体験を通じて、幼児期からの適切な食事のとり方や望ましい食習慣の定着、心と体の健康など豊かな人間性の育成等を図ること 2.給食を実施する場合には、幼児の健全な食生活の実践を通じて心身の健康が図られるよう、幼稚園における食育を推進するための食に関する指導計画を作成するなど、給食が食に関する指導の「生きた教材」として活用されるよう給食時間等に幼稚園教諭等が取り組むこと。なお、食物アレルギー等への対応が必要な幼児については、保護者と十分に連携を図ること 3.弁当の場合についても、保護者と連携をとりながら、給食の場合と同様に食育の推進に努めること |
幼稚園におけるスクールバスによる安全確保の推進について(通知) 18初幼教第10号 平成19年1月17日 近年、幼児児童生徒を巡る事件、事故が多発しており、安全教育の推進等が幼稚園においても求められています。登降園時における幼児の安全確保については、すでに「登下校時における幼児児童生徒の安全確保について」(平成17年12月6日17文科ス第333号)に基づき、安全管理の徹底等に取り組まれるようお願いしているところです。 貴職におかれては、幼稚園における安全教育の推進等に果たすスクールバスの役割の重要性も踏まえ、幼稚園におけるスクールバスによる安全確保に関して、下記の諸点にご配慮願います。 また、都道府県におかれては、所管の幼稚園や域内の市町村に対して周知していただくとともに、適切な対応がなされるよう御指導をお願いします。 記 1.幼稚園におけるスクールバスは、幼児期の心身の発達を考慮し、幼稚園教育を希望する幼児が遠方からでも安全に幼稚園に通園できるために必要とされるものであることから、道路交通法に定める通学通園バスの保安基準を遵守するなど、その安全確保に十分努めること 2.スクールバスを実施している幼稚園においては、スクールバスを幼児の通常の移動手段として捉えるのではなく、スクールバスに乗車した時点から幼稚園の管理下に預かっていることを認識し、幼稚園教諭等の指導によって、登降園時の安全確保に努めること 3.なお、幼児がスクールバスの活用を通じて、安全教育や交通機関における乗車態度等を学ぶことができるよう配慮すること |
今日は、ここまでです。