2013年11月22日
【売買】有価証券の売買は総額表示か総裁表示か?
<Q>有価証券売買は総額表示か純額表示か?
今年度は、有価証券の売買を何度か行いました。学園保有の有価証券を売却する際に、
売却価額が簿価を上回った場合 有価証券売却差額
売却価額が簿価を下回った場合 有価証券処分差額
として計上するようになっています。
複数銘柄の取引において、売却差額と処分差額がある場合、この両者は両建て表示ですが、それとも相殺表示ですか?どちらでしょうか?
<A>
ポイントでお答えしています。
(1)学校会計では、
有価証券売却益→(大科目)資産売却差額
(小科目)有価証券売却差額、
有価証券売却損→(大科目)資産処分差額
(小科目)有価証券処分差額 です。
(2)有価証券の評価方法は移動平均法で決まっています。
(「文科省の通知。平成23年2月17日22高私参第11号」←一般に「会計方針統一通知」と略しています)
(3)資産売却差額、資産処分差額は両建てです。
相殺できるものは基準5条「総額表示」の「ただし書」にあるのですが、有価証券の売買取引は、「ただし書」に該当しないので総額で両建てで表示します。
今日は、ここまでです。