2013年05月21日
【予算】予算を超過して支出する方法と手続き
こんにちは! 決算理事会の準備をしている事務長よりのご質問です。
<Q>予算額を超過して支出する場合の手続き
修繕費を支出すると予算額を超えてしまいます。この場合は、どうするのが正しい手続きなのでしょうか?
<A>
予算の執行方法については、予算管理規程や経理規程で定めていることが多いです。もし規程に定めがない場合の取り扱いは、一般的には次のようになります。
予備費を利用する
↓
大科目の範囲内で科目間の流用をする
↓
補正予算を立てる
予備費や科目間の予算の流用については、経理担当者が決めることでなく、職務権限規程に従い上長の承認を受けます。もし、この取り扱いが決まっていない場合は、予算の思考責任者(例:設置学校の校長)などの承認を取り付けることが必要でしょう。
なお、予算管理ついては、古い公表物ですが、「学校法人の予算制度に関する報告」(第1号〜第4号学校法人財務基準調査研究会)があります。この中の「学校法人の予算制度に関する報告(中間報告第4号)について」(S47)では、「予備費の使用および予算の流用は、所定の手続きを経て行わなければならない」としています。学校会計の予算管理については、この第1〜4号の財研報告以降、特に公的な公表物はありませんので、現在でも予算管理の基本になっています。
今日は、ここまでです。