2013年05月22日
【決算】財産目録の作成実務
こんにちは! そろそろ「資産の総額」の登記ですね。専門学校さんから財産目録についてのご質問です。
<Q>財産目録と貸借対照表
財産目録を作るのですが、収益事業会計がある場合、
「学校会計の貸借対照表+収益事業の貸借対照表=財産目録」で良いのでしょうか。
<A>
考え方としては良いのですが、実務上の取扱いは学校によっては、少し違います。
例で説明します。まず、学校会計と収益事業会計の貸借対照表です。
学校会計(一般会計)
資産 200 (内、収益事業元入金30) |
負債 10 基本金+収支差額 190 |
収益事業会計(特別会計)
資産 50 |
負債 20 元入金 30 |
Aパターン:単純合計
公開されている情報でみると、K大学、W大学さんはこの形でした。
財産目録
資産 250 |
負債 30 |
正味財産 220 |
Bパターン:法人内の元入金を相殺する
収益事業元入金(学校会計)と元入金(収益事業会計)を相殺します。
Tu大学、J大学さんはこちらのパターンでした。
財産目録
資産 220 |
負債 30 |
正味財産 190 |
今日は、ここまでです。