2013年02月04日
【運営】手間のかかる学校債?!
<Q>当法人では、10年ほど前に新校舎建築に際して学校債を縁故約30名に発行して、まだ一部が未償還になっています。これから学校債を発行すると決算書の事務手数が大変になったと聞いたのですが、どういう事でしょうか?
A>
金融商品取引法と言う法律が出来て、一定の学校債が有価証券に指定され、広く一般大衆に販売することが可能になりました。この場合、広く学校債でお金を調達しますので、従来の学校法人会計基準とは別の基準(「学校財規」)で決算書を作り説明責任を果たすことになります。
この学校債は、平成19年9月30日以降新たに発行する学校債が対象ですので、現在の学校債については、従来通りの決算で十分です。
なお、現在、金融商品取引法が定める「有価証券(一定の金銭債権)」や「みなし有価証券(一定の貸付債権)」を発行する学校は、決算書の作成手間数が膨大で監査費用も大分かかりそうなのですが、該当する学校法人はまだないようです。
※予備知識:もっと詳しく知りたい方は↓↓
有価証券発行学校法人の財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する ...
今日はここまでです。