【休憩室】チューリップの花、今日から3月!【収入】消耗品の売却収入

2011年03月07日

【少額重要資産】椅子、机の処分

机こんにちは! 今日は、学校法人の法人本部からのご質問です。

 

<Q>机、椅子は少額重要資産をして経理処理しているのですが、この度、取り壊した校舎の机、椅子を処分しました。

 会計処理はどうしたらよいのでしょうか?

 

<A>

 学生用の机、椅子、ロッカーなどの少額重要資産についてちょっと復習していきましょう。

 

1.少額重要資産とは

 通常は、重要資産であるか否かは、次の2つで判断されました。

第1は、学校法人の性質上基本的に重要な資産であるかどうか。第2は、常時多額(多量)に保有することが目的遂行上必要とされる資産か。と言うことで各学校法人が経理規定で具体的に定めることになっています。

 少額重要資産の例としては、学生用の机、椅子、ロッカーや図書館の書棚が代表です。

 ちなみに少額重要資産は、昭和49年に当時の文部省から通知が出て注目されるようになりました。

 

2.グループ償却

 少額重要資産は、グループ償却します。グループ償却は、取得年度ごとに耐用年数の同じものを集めてグループとてし、グループ全体を一つの資産として減価償却をする方法でした。

 

3.除却時の処理

グループ償却を行っている資産は、現物の有無にかかわらず、耐用年数の最終年度に一括除却処理を行うことになっているので、当該資産の紛失判明年度・廃棄年度で除却処理を行ってはなりません。

 

ただし、災害等で大量に廃棄すべき資産が生じたような場合には、当該事象が発生した度で除却処理する。(日本公認会計士協会研究報告第20号)

 

 そうすると、普通はグループ償却資産では、除却処理はしないと思われるのですが、理屈の上では大量の廃棄は除却の会計処理の可能性ありということです。ここは事実認定の問題で、学校が判断することになります。



kaikei123 at 07:26│Comments(0)TrackBack(0) ★ 固定資産 

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