2010年05月19日
【注記】会計処理の変更注記
<Q>重要な会計方針の変更等
リース通知とソフトウエア通知がわかりましたので、適用初年度の「会計処理の変更」の注記を貸借対照表の末尾に書いています。
ことろが、当法人の附属高校などの設置校は合計10あり、各高校の内訳表をまとめると注記の内容が複雑になります。消費収入超過額のある設置校があるかと思えば、消費収支超過額のある学校もあります。
そこで、「会計処理の変更」の注記は、設置校別に書いてよいのでしょうか?
(学校法人委員会研究報告第16号 計書類の注記事項の記載に関するQ&Aの「Q31 適用初年度の留意事項」)
<A>
貸借対照表の末尾の注記は、貸借対照表や消費収支計算書の内容を説明するものなので全体としての消費収支計算書と貸借対照表を説明するものを書きます。注記は、全体としての注記を書き設置校別に書きません。
ただ、全体としての注記を書き、その上で、設置校別に「会計処理の変更」を設置校別に書くのは間違いではありません。しかし、設置校別の内容は、かえって注記内容の量が極端に増え、計算書類が読みづらくなるので一般的に書きません。