2009年10月26日
【学校特有】減価償却額vs減価償却費 どっち?
こんにちは! 今日は「減価償却の用語」についてのご質問です。
<Q>銀行から出向で学校の経理に来ました。決算書をみると、減価償却費と言わないで減価償却額と言っています。正しいのでしょうか?
<A>
学校法人会計では、減価償却費と言わず減価償却額と言います。
消費収支計算書の雛形に明記されています。(基準の別表第2)
学校法人会計→減価償却額
企業会計 →減価償却費
考え方としては、必ずしも一般に公正妥当も認められる会計基準に準拠していないからだと割り切って考えましょう。
つまり、学校会計の減価償却の計算方法には、企業会計にないローカルルールが認められているので(※)、減価償却費と言わないのでしょう。学校会計の世界では、減価償却額と言います。あくまでも個人的な見解ですが。
(※)学校法人の減価償却に関する監査上の取扱い
(学校法人委員会 日本公認会計士協会)
学校法人会計では、減価償却額です。
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この記事へのコメント
1. Posted by 公認会計士受験生 2009年11月14日 16:30
言葉の端々をいじって制度を決めるという役所仕事っぽい臭いがしますね。
内容が同じなら同じ名前にすればいいのにと思うのは私だけでしょうか。
内容が同じなら同じ名前にすればいいのにと思うのは私だけでしょうか。