2009年02月09日
【経費】経費処理の2つのルール!
こんにちは。今日は、経費の会計処理の話です。
<Q>卒業式の来賓への謝礼、ポスター用の用紙などの経費がかかります。卒業式費用で良いでしょうか?
<A>
卒業式の費用の前に、学校法人の経費処理の話をしましょう。
学校法人の経費処理には、2つの特徴があります。一つは、大科目は教育研究経費と管理経費に区分すること。もう一つは、小科目は原則、形態分類と言うことです。今日は、小科目は形態分類の話をしましょう。
形態分類って言っても、ちょっとピンと来ませんね! 形態分類と言うのは、学校で経費を払ったら、払った目的ではなく、何を買ったかで分類します。
例えば、卒業式に使うポスターの用紙代は、卒業式で使ったから卒業式支出になるのでなく、あくまでも紙代なので原則的な会計処理は消耗品費支出になります。
そして、重要性を考えて小科目には例外処理があります。学校法人会計基準の後ろに別表第1「資金収支計算書記載科目」の最後にこうあります。
「2小科目に追加する科目は、形態分類による科目でなければならない。ただし、形態分類によることが困難であり、かつ、金額が僅少なものについては、この限りではない。」とあります。
そして、金額が僅少かどうかの目安は、大科目の1/100が一つの目安になっています。