2007年09月19日
【奨学金】滞納増える奨学金
こんにちは。今日は「奨学金の滞納」の話しです。昨年まで経済的理由の滞納が多いと言われていたが、今年はモラルの低下が指摘されている。大学経営の学納金には、すぐ影響があるわけではないないが、残念な問題になっている。
奨学金滞納2000億円超、昨年度、モラル低下7年で倍に、政府、事業見直し検討。(日本経済新聞2007.9.17を抜粋)
政府が大学生などに貸し出す奨学金事業で、返済が滞っている債権が2006年度末は前年度末より11%増え、初めて2000億円を超えたことがわかった。この7年で滞納額は倍増。
奨学金は親の年収などを審査した上で、無利子もしくは有利子で貸す仕組み。申し込みは年々増えており、利用者は昨年度末で約114万人。貸出総額は4兆7243三億円に上る。
卒業後20年内の返済を義務付けているが、最近は返済の要請に応じない卒業生が増えている。返済期日から3カ月以上過ぎても回収できない貸出金の総額は2074億円。
給食費や保育料などの滞納と同じく、利用者のモラルが低下していることが一因とみられる。回収業務を手掛けている独立行政法人の体制などが不十分との見方もある。