2007年03月05日
【学校特有40】今日から基本金です!
こんにちは! 今日から学校会計特有の会計処理は「基本金」のお話をします。
学校会計の勘定科目で一番やっかいなのが基本金です。企業会計の資本金にも違いのですが、名称は似ていても基本金と資本金は全く違います。基本金と資本金は比べないのが、基本金理解のコツです。
今日は、まず基本金は何かをお話しします。
基本金は、学校法人会計基準29条に定義があります。
「学校法人が、その諸活動の計画に基づき必要な資産を継続的に保持するために維持すべきものとして、その帰属収入のうちから組み入れた金額を基本金とする。」 ちょっとわかりづらいですね。組入金額は理事会で最終決定します。
消費収支計算書 帰属収入 1000 基本金組入額 △500 ←設置基準のようなものなので先に引く 消費収入 600 |
簡単に言うと、基本金とは、「校舎・運動場など教育活動に必要な資産を自分のお金で購入した場合の金額」と言うような意味です。企業会計で言えば、「元入高」です。
貸借対照表
固定資産←多くが基本金対象資産 土地(校地) 300 建物(校舎) 200 |
基本金 500 (基本金対象資産の自己財源) |