2007年01月29日
【特有36】現物寄付金ってなんだろう?
こんにちは。今日は、先週に続いて学校会計特有の処理から「現物寄付金」です。
例えば、600万円するスクールバスを卒業生の親から特別に200万円で買った場合の会計処理の話です。
学校法人会計基準25条但し書では、
「資産の取得のために通常要する価額と比較して著しく低い価額で取得した資産又は贈与された資産の評価は,取得又は贈与の時における当該資産の取得のために通常要する価額をもってするものとする」とされています。
この場合、
・著しく低い価額で取得した資産の購入額と時価との差額、つまり「600万円−200万円=400万円」
・贈与された資産(金銭以外)の時価
は,資金の動きを伴わないため,消費収支計算書では「現物寄付金」として処理します。企業会計では、通常「受贈益」「寄付金」と言っている部分です。
企業会計の感覚から見ると、現物寄付金を言うのは、ちょっと税務的な言い方にみえます。