2005年11月28日
【資産】少額重要資産の判断
こんにちは! 今週でもう11月の最終週になりましたね。では、今日のご質問は、「少額重要資産の判定」です。
<A>少額重要資産の判定
少額の機器備品であっても、重要な資産は消耗品費とすることなく、資産に計上することとされていますが、重要資産であるか否かはどのように判断したらよいでしょうか。
<Q>
1.少額重要資産の定義
学校会計では、学校法人が所有する学生生徒のための机、椅子、書架、ロッカーなどのように、教育研究上重要な資産で、その目的遂行上常時相当多額(多量)に保有する資産を「少額重要資産」と名付け、機器備品に資産計上することになっています。少額重要資産は、学校会計特有の資産です。
そして、少額重要資産については、学校法人会計基準では範囲が明確ではないので、各学校法人が経理規程等に具体的な内容を明記します。
2.少額重要資産の判定
重要資産であるか否かは
第1に、学校法人の性質上基本的に重要な資産(学生生徒等の机、椅子、ロッカー又は図書館等における書架等、教育研究上基本的に重要な資産)であるかどうか、 |
第2に、常時相当多額(多量)に保有することが目的遂行上必要とされる資産であるかどうか |
を基準として判断します。
(参考:固定資産に係る実務問答集(中間報告)2-2 昭和55年・日本公認会計士協会/学校法人委員会)