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2005年11月02日

【経営】日経私大調査から(その2)

学校こんにちは梶間です! 日経私大調査の続きです。

 

 

 

 

  


本社私大調査から(2005/10/31日本経済新聞を一部編集)

 

◆黒字の割合

 大学や短大、大学院など併設する学校の種類ごとの経営状態も聞いてみた。学部門では黒字45.8%、赤字21.6%、収支均衡21.0%(残りは未回答)で、黒字経営は半数に満たない。

 

 だが他の学校種ではさらに厳しい。黒字の割合は大学院で20%、短大で34%、専門学校で31%、高校で27%に過ぎない。

 

◆二極分化進む

 〇四年度の経営状況を五年前と比べると、「良くなっている」(15%)、「どちらかと言えば良くなっている」(17%)と改善組が32%なのに対し、「悪くなっている」(17%)、「どちらかと言えば悪くなっている」(26%)と悪化組が43%。18歳人口が減少。定員割れ大学が続出する中で、経営状況の二極分化が進んでいる。

 

◆二極化の原因

 明暗を分けたのは、経営力だ。改善した大学では、その理由として、「学部新設や入試改革、教育改革で学生数が増えた」「人件費の抑制」「学部新設や入試改革、教育改革で受験生が増えた」「諸経費の抑制」など、教育改革、経営改革の結果を挙げている。

 

 一方、悪化した大学では「受験生の減少」「定員割れなど学生数の減少」「授業料の値上げができない」「人件費増加」など、全く正反対の理由が並ぶ。

 トップの78%は「民間企業に比べ大学の経営努力はまだ足りない」と考え、48%は「大学の経営環境は、民間企業に比べればまだ恵まれている」と自覚している。一方で、「大学には経営の分かる人は少ない」と思うトップは56%もいた。



kaikei123 at 04:00│Comments(0)TrackBack(0) 《特集》学校法人の経営 

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