■■ 収入/学納金収入

2014年11月04日

【収入】歌舞伎鑑賞会の収入

歌舞伎こんにちは! 今日は、高校の事務長よりのご質問です。



<Q>ややこしい補助活動事業

 補助活動事業がピンとときません。

 全員参加の歌舞伎鑑賞会の収入は、補助活動収入でよいのでしょうか?



<A>

 それでは、順番に説明します。

 まず基準の別表第1より

大科目

小科目

備考

事業収入

補助活動事業

食堂、売店、寄宿舎等教育活動に付随する活動に係る事業の収入をいう。

 

 次は、会計士協会の公表物(「教育研究経費と管理経費の区分について」学校法人会計問答集(Q&A)第6号)より

補助活動事業としては、次のような事業が一般的に挙げられる。

(1)食堂、売店、寄宿舎等の事業

(2)税務上は収益事業と考えられるが、寄付行為で収益事業として定めていない事業

(3)学校教育のカリキュラムの中では取り扱われていない教育補完事業等(公開講座、課外講座等)



 さて、ここで在校生を対象とした歌舞伎鑑賞会の収入ですが、候補としては「学生生徒等納付金収入」か「事業収入」かが考えられます。

 実務では、多分、定義の仕方で両方あるような感じがします。



「学生生徒等納付金収入」とする考え方

 学納金収入を在校生と対象に学則や募集要項に記載されている納付金をいう。学納金収入を在学条件として義務的に、又一律に納付すべきもと定義する立場。



「事業収入」とする考え方

 補助活動事業を、学校教育のカリキュラムの中では取り扱われていない教育補完事業等(公開講座、課外講座等)とする立場。



<他の先生のご意見:抜粋ですが>

「次のように割り切った処理を提言したいと思います。

「特別講座」等で学内の学生、生徒等のみを対象とするものは、「学生生徒等納付金収入」で処理し、学内の学生、生徒等のみではなく学外の人々をも対象とする場合は、「事業収入」で処理します。この場合、学外の人々の部分のみを「事業収入」として区分することも認められます。」

(「問答式学校法人会計平成12年改訂版」p9。学校経理研究会)



 どうぞ、このあたりを参考に歌舞伎鑑賞会の収入を決めて下さい。

今日は、ここまでです。



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2014年10月23日

【幼稚園】幼稚園の給食費は学納金ではダメなの?

給食こんにちは!今日は、高校法人が設置する幼稚園のご質問です。



<Q>幼稚園の給食費は学納金ではダメなの?

 幼稚園で徴収する給食代を現在は補助活動収入で会計処理しているのですが、全園児から徴収しているので学生生徒等納付金収入に計上することはあかしいのでしょうか?



<A>

 幼稚園の給食代については、都道府県により科目が指定している場合があるので、この場合は都道府県の指導が優先されます。例えば、東京都は(大科目)事業収入(小科目)給食費収入。
 

 「給食=食堂」とは思いませんが、給食費を補助活動収入とする理由に基準の別表第1があるように思います。

大科目

小科目

備考

事業収入

補助活動事業



 

食堂、売店、寄宿舎等教育活動に付随する活動に係る事業の収入をいう。

  しかしながら、会計士協会の研究報告では、幼稚園の給食費を補助活動収入に限定せず、合理性があれば、学生生徒等納付金収入も認められるとしています。

原文です。

「教育研究経費と管理経費の区分について」(学校法人会計問答集(Q&A)第6号)。昭和61年日本公認会計士協会。

(質問7)幼稚園では、給食、スクールバス等の事業が実施され、それらの事業の収入も補助活動収入で処理されていることが多いようですが、これらの事業に係る経費も質問4と同じ取扱いによるのでしょうか。

(答)

 給食事業もスクールバス事業も、いずれの事業もそれなりに教育的意味を持っていることを考慮すると、質問4の取扱いをそのまま適用することには大変難しい問題を含んでいるのは質問6と同様である。給食事業やスクールバス事業の教育性の有無については、種々の主張があり、その性格付けは難しいところであるが、今回の実務問答集は、経費(支出)の区分の割り切りにあるので、これらの事業についても質問4の取扱いと同様に考えている。

 なお、この考え方は、給食、スクールバス等の事業に係る収入を「補助活動収入」と必ずしも限定することではない。よって、その合理性が認められる限り当該事業収入を学生生徒等納付金(収入)で処理することも認められる。

 これは、幼稚園の給食費は在園児と対象にして全員から義務的に給食費を徴収すること、かつ幼稚園ではでは食育という考え方があり、他の学校種以上に給食の教育性が高いと考えられるからでしょうか。
  

 今日は、ここまでです。



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2014年10月21日

【授業料の減免】支出がないのになぜ「奨学費支出」?

質問こんにちは! 専修学校法人の理事の方からのご質問です。

 

<Q>支出がないのになぜ「奨学費支出」?

 専門学校の業界は、一部で実質値引き合戦が行われています。なぜ、学校会計では、実質値引き分でお金の出入りがないのに授業料収入と奨学費支出を決算書に載せるのですか?

 

<A>

 常識的には、確かにお金の支払いがないのに奨学費支出はピンとこないことかと思います。

 それでは、この会計処理を決めたときの公表物にその説明があるので見てみましょう。

 「授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて」S50年学校法人委員会報告第30号より

2.会計処理について

(1)授業料等の減免を行った場合の会計処理方法には、次の2つの方法が考えられる。

イ.減免額控除後の金額を学生生徒等納付金収入に計上する方法(純額法)

ロ.減免額控除前の金額を学生生徒等納付金収入に計上し、減免額を人件費支出等に計上する方法(総額法)

 支払資金との直接の関連性を有する点からは純額法が、また学校法人の諸活動に対応する収支を表わすという点からは総額法が適していると考えられる。

 いずれの方法も根拠があり、一方のみを非とすることはできないのであるが、計算書類を利用する場合の実務上の有用性を重視し、その上で統一的な会計処理によっていることが便宜であることなどを考慮して、本報告においては総額法を原則的な方法として採用した。

 

 今日は、ここまでです。



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2014年08月20日

【理由?】授業等の減免の会計処理

質問こんにちは! 高校でのご質問です。

 

<Q>授業料等の減免の会計処理

 授業料の減免の会計処理ですが、県から授業料軽減助成金をもらう場合は純額法、学校独自の特待生制度は総額処理する理由がわかりません。


県とのタイアップ型の減免
(純額法)実際の入金100

学校独自の減免制度

(総額法)実際の入金70

授業料収入  70

補助金収入  30

授業料収入 100

奨学費支出  30

 

<A>

 本問については、会計士協会のQ&Aで理由の説明があります。

(委員会報告第16号は)地方公共団体の実施している学費負担軽減補助金に関連する取扱いであり、当該補助金は私学助成の重要な目的の一つである。父兄の教育費負担を軽減せしめるための行政措置に基づいて行う減免とは性格を異にするとともに、本来、地方公共団体が父兄に直接助成するものを制度的及び事務的に実施が困難であるため学校法人を通じて処理しているのであって、学費負担軽減額だけ授業料収入が補助金収入に振り換えられたに過ぎず、学校法人の教育活動に対応する収入は漏れなく表示されていることになる。したがって、委員会報告第30号と同第16号とは矛盾するものではない。

出典:「授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて」(学校法人会計問答集(Q&A)第1号)のQ2

 

 補足すると、学校独自の授業料等の減免制度で総額表示する理由は、資金収支計算書は「諸活動に対応するすべての収入及び支出の内容…を明らかにする」(基準6)ためでした。

 

今日は、ここまでです。



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2014年08月08日

【授業料】支払わない「奨学費支出」の不思議?

質問こんにちは! 学校経営での会合でのご質問です。


<Q>支払わない「奨学費支出」の不思議?

 最近は、学生や生徒募集のための学費支出が増えてきました。しかし、学校では奨学費支出と言う支払は実際ありません。どうして決算書の載せるのですか?


<A>

 学校会計的にはスバリ、学校法人会計基準第6条の「当該会計年度の諸活動に対応するすべての収入及び支出の内容……を明らかにする」ために資金収支計算書の目的の重要性にかんがみて、総額法を採用しました。

 資金収支計算書は、いわば半発生主義の決算書で、疑似資金繰り表なのです。


<もっと詳しく説明>

 授業料等の減免が行われた場合の会計処理には純額法と総額法の二通りの方法が考えられるのですが、いずれの方法も一長一短があります。

 例えば授業料等を一旦全額収納した上で奨学費として支出する方法を採用している場合と、減免後の額で収納している場合の会計処理を考えてみます。

純額法

総額法

 純額法は、資金収支計算書の実際の収支に基づいて作成されるべきものだとの考え方によるものです。

 純額法によれば、例えば授業料等を一旦全額収納した上で奨学費として支出する方法を採用している場合と、減免後の額で収納している場合とでは減免の実態が同じなのですが、手続の相違で計算書類の内容が異なる結果が生じます。

総額法を採用すれば、資金の収支を伴わない数字が資金収支計算書に計上されることになる。



 

        ↓ 

 支払資金との直接の関連性を有する点からは純額法が、また学校法人の諸活動に対応する収支を表わすという点からは総額法が適していると考えられます。いずれの方法も根拠があり、一方のみを非とすることはできないのですが、計算書類を利用する場合の実務上の有用性を重視し、その上で統一的な会計処理によっていることが便宜であることなどを考慮して、学校法人においては総額法を原則的な方法として採用しました。

参考:

・「授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて」昭和58年。学校法人委員会報告第30号。

・「授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて」昭和59年、平成9年改定。学校法人会計問答集(Q&A)第1号


 今日は、ここまでです。



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2014年06月06日

【徴収不能】未収入金の徴収不能

回収こんにちは! 幼稚園さんでのご質問です。


<Q>未収入金の徴収不能

 前年度の保育料25,000円が回収できなくなりました。会計処理を教えてください。


<A>

 今日の仕訳は、支払資金の動きがないので消費収支仕訳だけで資金収支仕訳はありません。

1.徴収不能引当金がある場合

(借)徴収不能引当金 25,000(貸)未収入金 25,000


2.徴収不能引当金がない場合

(借)徴収不能額 25,000(貸)未収入金 25,000


 なお、徴収不能額が大科目で、小科目の設定はありません。ちなみに徴収不能引当金繰入額も小科目の設定はありません。


 今日は、シンプルにここまでです。



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2014年05月30日

【収入】証明手数料の差異

質問

こんにちは! ある高校のご質問です。

 

<Q>証明手数料の差異

 証明手数料が、資金収支計算書と消費収支計算書で8,000円違っています。消費収支計算書の方が8,000円多いです。でも、思い当たる取引がありません。一般的にはどんな原因が考えられますか?

 

<A>

 資金収支元帳の証明手数料収入と総勘定元帳の証明手数料を比較してみてください。例えば、証明手数料を切手で払っていると、支払資金(実務では、現金預金のこと)の増減がないので総勘定元帳にだけ証明手数料がでてきます。

 ちょっと確認してみてください。

 

今日は、ここまでです。

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2014年04月24日

【高校】就学支援金の会計処理の注意点

高校の入学式こんにちは! 高校の担当者からのご質問です。


<Q>就学支援金の会計処理の注意点

 新年度より授業料の担当になりました。就学支援金の会計処理で注意点があれば教えてください。


<A>

 就学支援金については、一般的な注意点は文科省のホームページにあります。

 会計的には、就学支援金が学校からとあくまでも預り金なので、就学支援金の有無にかかわらず一年間の授業料の計上額は変わりません。


 それでは、今日は、以下、文科省のホームページを引用します。


7 就学支援金の代理受領、授業料との相殺

(1)私立高等学校等の取扱い

 学校設置者は、都道府県から就学支援金を受給権者である生徒に代わって代理受領し、受給権者である生徒の授業料債権への弁済に充てるものとする。これは、事務経費を極力抑えるとともに、就学支援金が確実に授業料の支払いに充てられることを担保するためである。


 なお、支給対象高等学校等が都道府県立の高等学校である場合は、就学支援金を生徒に対する授業料債権の弁済に充てることは同様であるが、学校設置者と就学支援金の支給者が同一となるため、(都道府県から交付される就学支援金を学校設置者が生徒に代わって受領するという意味の)代理受領は行われない。


 就学支援金の代理受領と授業料債権の弁済において留意すべき事項は以下のとおり。


(留意事項)

ア 施設整備費など授業料以外の納付金については就学支援金の支給対象としない。


イ 年度途中に就学支援金の受給資格認定を申請した場合、申請をした月(月の初日に在学していない場合は翌月)から支給し、「やむを得ない理由により・・・申請をすることができなかった場合」(法第6 条第3 項)に当たると認められる場合を除いて、遡って就学支援金を支給できない。


ウ 当該年度の支援金をもって前年度の授業料債権の弁済に充てることはできない。(例えば4 月に支給された就学支援金を3 月の授業料の弁済に充てる等)


エ 授業料と、以前に支払われた就学支援金との相殺後の差額を滞納しているような場合でも、納付期限の到来により新たな授業料債権が発生した場合、就学支援金をもってこれを弁済することができる。


オ 月の途中で生徒が転学した場合、その月の初日に在籍していた学校の設置者が就学支援金を代理受領する。

 なお、月の途中で他の高等学校等に転学等をした生徒については、転学等をした後の高等学校等においては同月分の就学支援金は支給されないため、同一の都道府県立の高等学校等の場合は、転学元の高等学校等で授業料を課し、転学等をした後の高等学校等において同月分の授業料を徴収しないこととすることが望ましい。


カ 学校設置者において就学支援金を代理受領した際に、すでに生徒又は保護者が授業料を納入しているため授業料債権が存在しなくなっている場合には、就学支援金を代理受領した学校設置者は、当然に受給権者である生徒に就学支援金を引き渡す義務を負うことになる。


キ 代理受領した就学支援金は、「授業料」として会計処理を行う。なお、就学支援金に係る原資等を都道府県から受け入れた場合には、一旦「預り金」として受け入れ、授業料の納付期限が到来したときに「預り金」で受け入れた就学支援金のうち確定した就学支援金に相当する額を、「授業料」に振り替えることが妥当である。


 なお、参考までに、就学支援金を収納した場合の仕訳は次のようになる。

【月次で授業料収入を収納している学校法人が、授業料から就学支援金相当額を差し引いた額をあらかじめ生徒から収納し、かつ、就学支援金を都道府県から受け入れた場合】

○ 就学支援金3 月分が、都道府県から学校法人に入金されたとき

  就学支援金3 月分全額について、「預り金」で処理

 (借)現金預金××× (貸)預り金受入収入×××



○ 授業料の納付期限が到来したとき

  生徒からの入金分を「授業料」で処理し、就学支援金について「預り金」で処理したうち1 月分を「授業料」に振り替え

 (借)現金預金   ××× (貸)授業料収入注(1) ×××

    預り金支払支出×××    授業料収入注(2) ×××


 

(1) 授業料から就学支援金相当額を差し引いて生徒から収納した額

(2) 就学支援金について「預り金」で処理したうち1 月分の額


【月次で授業料収入を収納している学校法人が、就学支援金を都道府県から受け入れる前に、生徒から授業料全額をあらかじめ収納する場合】

○ 生徒から授業料全額を収納したとき

(借)現金預金××× (貸)授業料収入×××



○ 就学支援金3 月分が都道府県から学校法人に入金されたとき

 就学支援金3 月分全額について「預り金」で処理し、就学支援金について「預り金」で処理したうち生徒への返還相当額を「現金預金」に振り替え

(借)現金預金   ××× (貸)預り金受入収入×××

   預り金支払支出×××    現金預金   ×××


 


ク 学校設置者が預り金として就学支援金を受け入れている間は、他の資金と明確に区別し、透明性のある会計処理を行う必要がある。また、この間、就学支援金を預金することにより利息収入が生じないよう、就学支援金のみの当座預金口座等により管理を行うことが望ましい(なお、やむを得ない事情により当座預金口座等による管理が行えない場合は、当該利息収入を学校の教育活動に係る経費等に充当することは可能)


出典:

高等学校等就学支援金事務処理要領(新制度)(第1版)  (PDF:1262KB

  又は

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/__icsFiles/afieldfile/2014/04/03/1345899_01.pdf


今日は、ここまでです。



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2014年02月10日

【税務】個人立幼稚園の消費税

教育実習生こんにちは! 個人幼稚園さんのご質問です。


<Q>個人立幼稚園の消費税

個人で幼稚園を経営していますが従来から入園料、保育料について消費税は非課税扱いにしておりました。よろしいのでしょうか?



 

 

<A>

 消費税法では、授業料(幼稚園では保育料)又は入学検定料等を対価とする教育に関する役務の提供は非課税となっています。


 そして非課税になる学校教育の範囲は「学校(小学校、中学校、高等学校、大学、高等専門学校、盲学校、聾学校、養護学校又は幼稚園)における教育」とで定められています(消費税法法基本基通6−11−1)。


 ここで、幼稚園には、学校教育法第2条に規定する者(国、地方公共団体、学校法人)が設置するもののほか、同法第102条に規定する者(個人、宗教法人等)が設置するものも含まれとなっています(基通6−11−5)。


 つまり、幼稚園には、個人、宗教法人等の学校法人以外の者が設置する幼稚園も学校教育法第1条に規定する幼稚園(いわるゆ一条学校)に該当することとされています。


 したがって、ご質問の個人経営の幼稚園での保育料、入園料も非課税となります。


 今日は、ここまでです。



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2013年11月26日

【減免】評議員の子女に対する入学金等の減免

高校の入学式こんにちは!今日は、私立高校でのご質問です。

 

<Q>評議員の子女に対する入学金等の減免

 評議員の子女が当校に入学した場合、入学金と授業料の減免を行うことになっていますが、この度、評議員の子女が入学することになりました。

 この場合の入学金や授業料を減免した場合の会計処理を教えて下さい。

 

<A>

 評議員は役員ではないので評議員に対して報酬を払っても評議員が学校と雇用契約にないことから(大科目)人件費支出(小科目)役員報酬支出にはなりません。通常は、(大科目)管理軽費支出(小科目)報酬費支出などで会計処理されます。

 

 さて、今回の評議員の子女の入学についての入学金や授業料の減免ですが、確かに学校と評議員の間には雇用契約はないのですが、評議員の子女の入学金などの減免は評議員に対する経済的利益の供与として考えられるため、(大科目)管理軽費支出(小科目)報酬費支出などで減免分は会計処理します。

 

 今日は、ここまでです。



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2013年10月28日

【大学】授業料未納者の卒業の可否

卒業証書こんにちは! 大学法人でのご質問です。

 

<Q>授業料未納者の卒業の可否

授業料が未納の四年生がいます。法律的には卒業できるのでしょうか。

 

 

<A>

 これは会計法規集で対応できないご質問なので専門書の力を借ります。

 2つの専門書ですが、少しニュアンスが違います。

 

1.「大学の教務Q&A」Q52より

(中井俊樹・上西 浩司著。H24玉川大学出版部)

 卒業判定時に当該学期の授業料が未納であれば、「条件付き認定」という形を取ることができます。331日までに納入されたら卒業、そうでない場合は除籍として対応します。

 

 大学設置基準第32条第1項に記されているように、「卒業の要件は、大学に4年以上在学し、124単位以上を修得すること」であり、授業料は卒業要件ではありません。しかし、授業料の納入は、大学で修学する前提条件であり、授業料を納めない者が学位記を取得するなどということは考えられません。上記のような事態を避けるため、後期授業料の納入限度期日を1月末日あるいは2月末日と定め、その日をもって除籍とする大学もあります。

 

 次は、弁護士さんの著書です。

2.「学経営の法律相談■僉A学生・生徒管理」Q34より

(著者小国隆輔。法友社H25)

(1)学則に根拠規定があれば、卒業させないことができます。

 

(2)卒業の認定は、定められた課程を履修し単位を修得した者に対して行われ、卒業の要件をどのように定めるかは、学則の必要的記載事項です。

 学則で、授業料が納付済みであることを卒業要件と定めていれば、所定の期間在学し単位を取得していたとしても、卒業を認めない扱いも許されます。裁判例でも、学則で「卒業該当者が学費滞納のときは卒業を保留し3月末日付で除籍する」と定められている場合には、学費を滞納している者は卒業認定請求権を有しないと述べたものがあります。

 

(3)卒業の要件として「授業料を滞納していないこと」などの条項を設けていない場合には、授業料の滞納と卒業の可否の問題は切り離して考えることが学則の趣旨と解されるので、授業料の滞納を理由として卒業を認めないという扱いは難しいでしょう。

 

今日は、ここまでです。



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2013年10月17日

【授業料】未収授業料の督促先

回収こんにちは! 大学法人でのご質問です。

 

<Q>未収授業料の督促先

授業料を払っていない学生がいますが、督促する場合は、法律的には学生に督促するのでしょうか? 保護者に督促するのでしょうか?

 

<A>

 法律的には、授業料を請求する根拠は、学校との在学契約にあります。

 在学契約は、学校法人と学生・生徒の間で締結されると解釈するのが一般的ですが、親権者又は保護者とする見解もあります。もし学生が契約当事者とすると、未成年者は原則として法律行為をすることができないので、親権者等の法定代理人が未成年者である学生・生徒に代わって在学契約を締結することになります。

 

 通常は学生が契約当事者ですので、厳密にいえば、授業料納付等の債務も、学生・生徒が負うことになります。もっとも、入学に同意した親権者には、学生・生徒と連帯して授業料等を支払うことを保証する趣旨が含まれていると解されています。

 

(参考:「学経営の法律相談■僉A学生・生徒管理」Q3。著者小国隆輔。法友社H25)

 

今日は、ここまでです。



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2013年08月28日

【収入】全員参加の校外教育の参加費

合宿こんにちは!今日は、ある県の専修学校(高等課程)の事務長よりのご質問です。

 

<Q>全員参加の校外教育の参加費

当校では夏に、全員参加の校外教育(3泊4日)を行っているのですが、学生から参加費の会計処理を教えて下さい。

 

 

<A>

 学則での取扱いにより会計処理が異なってきます。すなわち、全校生徒が参加する教育行事であったとしても、学則に記載されている納付金であれば(大科目)学生生徒等納付金収入となりますが、学則に記載がなければ(大科目)事業収入となります。(小科目)は校外教育活動収入ではどうでしょうか。

 

<まとめ>

 全員参加による校外教育の参加費

学則の記載

会計処理

あり

(大科目)学生生徒納付金

なし

(大科目)事業収入

 

 今日は、ここまでです。



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2013年05月30日

【幼稚園】途中入園者の保育料の日割り処理

入園こんにちは! 幼稚園さんのご質問です。

 

<Q>途中入園保育料の日割り処理

 ある幼稚園では月の途中入園の園児の保育料については、月額30,000円でなく月額を日割り計算した金額を保育料として受け取っています。例えば、610日の入園なら日割りで20,000円となります。この件について、県の指導で減免に該当するので奨学費を計上するように指導がされました。学校会計ではどうなっているのでしょうか?

◇幼稚園の会計処理

 (借)現金  20,000(貸)保育料20,000

◇県の指導

 (借)現金  20,000(貸)保育料30,000

    奨学費 10,000

 

<A>

 法人の運営は寄附行為、設置幼稚園の運営は園則となっています。

さて、保育料は園則で定めることになっていますので、一番望ましい方法は、園則で途中入園の取扱いを定めておくべきでした。もし園則の分量が多くなってしまい困る場合には、園則実施細則や○○減免規程などで取扱いを明文化しておきます。

 

 今回のポイントは、園則や減免規定で途中入園の保育料の取扱いを定めていなかったために所轄庁と見解の相違が出て来ました。

 

 途中入園の取扱いの定めがないので、会計処理方法は、幼稚園の方法も、県の方法もあり得ます。

 幼稚園が園則では、「途中入園は日割りの保育料となる」となっていれば、幼稚園の仕訳になります。月額30,000円の保育料について学則で日割りとなっていれば、はじめから幼稚園の債権は日割り分、今回の例では20,000円しかないことになります。

 

 県の指導は、6月分の保育料はあくまでも園則の30,000円である。ただし、途中入園なので減免額を10,000円とする考え方です。もしかしたら、県に通知によりこういう会計処理が指示されているのかもしれません。

 

 幼稚園としては公平を期すため速やかに園則に定める必要があります。園則の規程の整備も含めて、どうぞ県に相談してみて下さい。

 

 今日は、ここまでです。



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2013年05月17日

【学納金】入学辞退者の学納金の返還

入学辞退者4こんにちは! 専修学校でのご質問です。学校では、特に気になる入学辞退者の学納金の取扱いです。

 

 

 

 

 

<Q>入学辞退者の授業料等の返還の有無

最近は、入学辞退者には授業料を返還する傾向にあると聞いたのですか本当でしょうか?

 

<A>

 入学辞退者の授業料の返還については、学校の学生募集等の政策上の理由で学校が戻す場合は別にして、法的には授業料を入学辞退者に返還する必要はありません。

 

1.入学辞退者については、文科省の通知があります。

「大学、短期大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校の入学辞退者に対する授業料等の取扱いについて(通知)(平18.12.28 18文科高第536号)」

 ………

 入学辞退者に対する授業料等(授業料のほか、実験実習費、施設設備費、教育充実費などの費目の金員を指す。以下同じ。)及び諸会費等(学生自治会費、同窓会費、父母会費、傷害保険料などを指す。以下同じ。)の取扱いについては、従来の下級審判決において判断が分かれていましたが、平成181127日に「331日までに入学を辞退した者については、原則として大学は返還する義務を負う」旨の最高裁判所判決が下されました。また、1222日には、各種学校に関し、同趣旨の最高裁判所判決が下されました。

 

 これらの最高裁判所判決はそれぞれ私立の大学及び各種学校に関するものでありますが、授業料、諸会費等については、国公私立の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校を通じて、今後司法上同様の判断がなされる蓋然性が高くなると考えられます。つきましては、各大学等におかれては、今後の入学者選抜に当たって以下の点について受験生及び保護者に対して明確にしていただくようお願いいたします。

 

  また、各都道府県知事及び都道府県教育委員会におかれては、所管の専修学校及び各種学校に対し、この旨周知くださるようお願いいたします。

 

1331日までに入学辞退の意思表示をした者(専願又は推薦入学試験(これに類する入学試験を含む。)に合格して大学等と在学契約を締結した学生等を除く。)については、原則として、学生等が納付した授業料等及び諸会費等の返還に応じることを明確にすること。

 

21.にかかわらず、入学試験要項、入学手続要項等に、「入学式を無断欠席した場合には入学を辞退したものとみなす」、「入学式を無断欠席した場合には入学を取り消す」などと記載している場合には、入学式の日までに学生等が明示又は黙示に在学契約を解除したときは、授業料等及び諸会費等の返還に応じることを明確にすること。

 

3.平成20年度以降の入学者選抜に当たっては、例えば、あらかじめ入学試験要項、入学手続要項等に記載するなどにより、上記1.及び2.について明確にすること。なお、平成19年度の入学者選抜については、既に入学試験要項等を配付しているなどの事情のある場合には、各大学の判断により、他の方法によって受験生及び保護者に対して明確にすること。

原文:大学短期大学高等専門学校専修学校及び各種学校の入学辞退者 ...

   http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/07011019.htm

 

 

2.現在の法解釈も同じ

 文科省の通知から6〜7年経ちましたので、現在の法解釈も確認しておきます。では、最新の法律書の助けを借ります。弁護士の小國隆輔先生の「私学経営の法律相談■僉A学生・生徒管理」p4445(法友社。H25年。)です。ここでは、入学辞退者の学納金に関する法的な解釈は現在でも同じようです。

 

<Q20>入学を辞退した学生には、学生納付金を返さなければなりませんか?

<A20>

 (1)入学辞退者に対して、入学金を返還する必要はありません。また、入学金以外の授業料等は、一般論としては、3月末日までの辞退者には返還を要し、4月1日以降の辞退者には返還する必要はありません。

 

(2)在学契約は、入学許可と学生納付金(学納金)の支払いによって成立しますが、入学予定者は任意に入学辞退(在学契約の解除)をすることができます。

 従前、多くの学校法人では、学則で、いったん支払った学納金は一切返還しないと定めていました(不返還特約)。これに対し、入学辞退者が、入学金や授業料、施設設備費等の諸費用の返還を求めて訴えを提起したのが、一連の学納金返還訴訟です(最高裁二小平18.11.27判決等)

 

(3)学納金返還訴訟では、複数の最高裁判決が下され、おおむね以下のように判断されました。「◆廚里Δ繊入学金以外の学納金の返還を要するとの判断は、消費者契約法9条1号に基づき、不返還特約の一部を無効としたものです。

‐暖饉垠戚麕〇楾堊(平成13年度以前)の入学に係る学納金については、入学金、授業料、諸費用等のいずれも返還しなくてよい。 

∧神14年度以降の入学に係る学納金については、

・入学金は、いずれの場合も返還しなくてよい。

・入学金以外の学納金は、原則として、3月31日までに入学辞退を申し出た者には返還しなければならず、4月1日以降の申出については返還しなくてよい。ただし、専願、第1志望、入学の確約が出願資格とされている場合、特段の事情がない限り、入学辞退の申出の時期を問わず、返還しなくてよい。

・入試要項等に、入学式を無断欠席した場合には入学を辞退したものとみなす、又は入学を取り消すといった趣旨の記載がある場合、入学式を無断欠席した者には、入学金以外の学納金を返還しなければならない。

 

(4)最高裁の判断を受けて、多くの大学では、学則や入試要項等の記載を最高裁判決に即した内容に改めています。したがって、学納金の返還の可否は、これらの規定に従って判断すればよいでしょう。

 なお、最高裁が判断したのは大学の学納金に関する事案です。幼稚園や小・中・高等学校、専修学校等については、今後の裁判例の蓄積が待たれます。

 

 今日は、ここまでです。



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2013年03月26日

【収入】教科書、問題集、参考書の販売収入

ドリルこんにちは! 今日は、経理のご専門の方からのご質問です。

 

 

 

 

<Q>教科書、問題集、参考書の販売収入

学校で教科書や問題集、参考書の代金を徴収するのですが、これは教材費収入と補助活動収入のどちらでしょうか。

 

<A>

 教材費収入は、(大科目)学生生徒等納付金収入の追加された小科目です。

 補助活動収入は、(大科目)事業収入の中の定番の小科目です。

 

 さて、ここで両者の違いです。

 まず、学生生徒等納付金収入とは、一般に「在学を条件とし、又は入学の条件として、所定の額を義務的にかつ一律に納付すべきものをいう」とされています。

 ですから、教科書や問題集や参考書が、在学生全員が義務的に購入するものであれば(小科目)教材費収入となります。

 

 これに対して、事業収入は、希望者だけの任意の購入であったり、各自が校内売店で購入したりする場合は、(小科目)補助活動収入になります。

 

 今日は、ここまでです。



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2013年03月08日

【減免】中高一貫校の入学金の減免

高校の入学式こんにちは!ある県の学事関係の方より中高一貫校のご質問をいただきました。

 

 

 

 

 

 

<Q>入学金等の減免

 当学園は、中高一貫校で、中学から高校に入学さる場合、入学金と受験手数料は免除しておりもらっておりません。また、実際、入学試験も行っておりません。会計処理は、純額法で行っております。

 入学金に関しては、総額表示によって会計処理しなければいけないのでしょうか。

 総額表示:(借)奨学費 ××(貸)入学金×××

 また、受験手数料はどうすれば良いでしょうか?

 

 

<A>学則をみないと最終的なご回答はできませんが、一般的には次のようになります。

 

 同一学校法人内における中学から高校への進学は、同一法人内における移籍の性格が強いと考えられ総額表示の会計処理はしません。

※関連:「学校法人会計問答集(Q&A)第1号 授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについ」の質問5

 

 また、検定料は実際の試験がなく、学校の諸活動がないので総額表示は不要です。

 

 今日は、ここまでです。



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2013年02月28日

【幼稚園】途中入園者の入園料の減免

幼稚園こんにちは!今日は、幼稚園の理事長さんからのご質問です。たまに他園でもたずねられるご質問です。

 

 

 

<Q>中途入園者の入園料の減免

 当幼稚園では、年中組、年長組に途中から幼稚園に入園した園児については、正規の入園料ではかわいそうなので入園料を減額しています。大丈夫ですか?

 

<A>

 まず、入園料の減免については、園則や入園料等の減免規定で明確に定めておくことが必要です。遠則や入園料の減免規程は幼稚園にとり大切な規程なので理事会決議で決定します。

 

 会計処理自体は、通常の授業料などの減免と同じです。

 例えば、遠則で入園料を10万円と定めて、別途減免規程は減免額4万円とした場合は、

 (借)現金預金  6(貸)入園料  6

 (借)奨学費   4(貸)入園料  4 となります。

 

 今日は、ここまでです。



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2011年05月16日

【幼稚園】収入の中身は?

簡単こんにちは! 今日は、志向園(学校法人化への準備をしている幼稚園)の園長先生よりのご質問です。

 

<Q>理事会で収支計算書を内容を説明します。確認のために消費収支計算書の収入の中身を教えてください。

 

<A>

 消費収支計算書の収入の中身をだいたいですが、ご説明します。

 

1.学生生徒等納付金…在園や入園を条件として、所定の額を義務的かつ一律に納付すべきものです。わかりやすく言うと園児納付金収入です。幼稚園経営の中心になる収入です。

学校会計では、総収入と帰属収入というのですが、幼稚園の平均では総収入5〜6割程度をしめています。

(内容)保育料、入園料、施設設備資金、教材費、暖房費などです。

 

2.手数料…入園児の検定料を言います。

 

3.寄付金…お金での寄付金と現物の寄付金があります。

 

4.補助金…国、地方公共団体、これらに準ずる団体からもらう補助金です。幼稚園では、通常、上記の「学生生徒等納付金」の次に大きい収入です。

 

5.事業収入…給食費、スクールバス維持費、制服代、バザーの売上金などが入ります。



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2011年05月09日

【収入】補講授業が始まった!

授業こんにちは! 今日は、高校の事務長からのご質問です。

 

<Q>新年度から、在校生に授業の補講をすることになりました。収入はどう会計処理しますか。

 

 

 

<A>

 補講料の収入は、授業料と同じに扱います。

 学校法人会計基準の別表に定めがあります。

<基準別表第1 資金収支計算書記載科目>

 学生生徒等納付金収入

   授業料収入……聴講料,補講料等を含む。

<基準別表第2 消費収支計算書記載科目>

 学生生徒等納付金

  授業料…………聴講料,補講料等を含む。

 

 考え方としては、在学生を対象に義務的に一律に徴収する講座料は、授業料と同じに扱います。

 ですから、在学生以外に外部者も対象とする特別講座は、学生生徒等納付金収入の授業料収入でなく事業収入になります。

 

 また、進学クラスの進学補習事業であれば、本来の教育カリキュラムではありませんので、事業収入の補助活動収入が適切な会計処理でしょう。



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2011年02月07日

【学納金】授業料の軽減

高校生こんにちは! 今日は、法人本部の経理部長からのご質問です。

 

<Q>各設置校に授業料の減免の会計処理を説明するのですが、ポイントをお教えください。

 

 

A>

 授業料の減免については、学校法人が独自に行う場合と、地方公共団体の補助金を通じて行う場合で会計処理が違います。

 

1.学校法人が独自に行う授業料の減免

  授業料等の減免を行った場合には,減免額控除前の金額を授業料等に計上し,減免額は奨学費又は人件費に計上します。特待生の授業料減免が代表ですね。

(日本公認会計士協会・学校法人委員会報告第30号「授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて」)

 

2.地方公共団体の補助金を通じて行う授業料の減免

  学生生徒の学費負担軽減のための補助金は,補助金収入に計上するものとします。

なお,当該補助金収入に係る授業料収入等の減額表示にあっては,授業料収入等から直接減額する方法,または,学生生徒等納付金収入のなかに「補助金による軽減額」等の控除項目を用いて間接的に減額する方法のいずれかによるものとします。

 これは日本会計士協会の委員会報告に定めがあります。

(学校法人委員会報告第16号「補助金収入に関する会計処理及び監査上の取扱いについて」)

 

 消費収支仕訳

 ・授業料100が学校に入金される

 (借)預金  100   (貸)授業料  100

 ・県から学校に補助金が30振り込まれる。

学校は、保護者に授業料30を振り込む。

(借)預金   30   (貸)補助金   30

 (借)授業料  30   (貸)預金    30

 

 授業料の軽減助成補助金は、地方公共団体は直接、生徒に助成するものを事務的に難しいので、学校法人を通じて事務手続きを行っています。学校法人では、授業料の軽減額だけ授業料収入が補助金収入に振り替えられたに過ぎず,学校法人の教育活動に対応する収入はもれなく表示することになります。



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2011年01月31日

【学納金】学納金と学則との関係

高校生こんにちは! 今日は、めずらしく会計士仲間との雑談から気になる話題「学生金収入」についてです。

 

<Q>知人の会計士より

 今は、学生生徒等納付金収入は、学則で決めていない収入も認められますよ。

 たとえば、東京都でも平成15年の通知でこのことを明確にしています。

 

<事務局のコメント>

 学生生徒等納付金は、従来は「学則に記載されている納付金と言う」と東京都の通知にありました。しかし、平成15年1月の通知では「在学を条件として、又は入学の条件として所定の額を義務的にかつ一律の納付すべきものをいう」となっています(平成15年1月30日 14生文私行第2421号)。

 どうも、この趣旨は教育内容の多様化により学則の文言を削除したようです。

 

 事務局が私見で整理すると、ポイントは2つ

 1.学生生徒等納付金=学則記載の収入+α 

 2.学納金は学生・生徒・園児が対象 

  (在学が条件で外部者はだめ)

このαの部分は、例えば学内の生徒を対象にした特別講座があります。また、募集要項などに書かれた学則にないものもあるでしょうか。

 ただ、あくまでも学則記載の徴収金がメインであうことに変わりありません。

 

 この点は、東京都の通知でも留意事項として、

(2)この改正の趣旨は、現に学則(園則を含む。以下同じ。) に記載されていることは、学生生徒等納付金収入として会計処理するための必要条件ではないことを明らかにしたものであり、学生生徒等納付金の性質を有する徴収金については、学則に記載すべきものであることは従前のとおりです(参照:学校教育法施行規則第4条第1項第7)

また、学納金として会計処理すべきか否かを、学則上の記載から判断することを否定する趣旨ではないので念のため申し添えます。



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2010年12月13日

【学納金】特待生の就学支援金

高校生こんにちは! 今日は、高校から就学支援金のご質問です。

 

 

 

 

 

<Q>当校の場合、特待生の就学支援金の会計処理を教えてください。

 当校の授業料は月額で30,000円です。このうち、成績優秀な生徒に対しては、就学支援金9,900円の減免後の金額について奨学生として授業料10,000円減額をしています。

 

<A>

 まず、学校の授業料を整理します。

   授業料   30,000円

   就学支援金 △9,900円

    差引   20,100円

   奨学費   10,000円

    差引   10,100円

 

これから仕訳(消費収支仕訳)は、

1.授業料が入金されました。

(借)預金     10100  (貸)学生生徒納付金収入10100

 

2.奨学費を計上します 

(借)奨学費支出10000 (貸)学生生徒納付金収入10000

 

3.就学支援金が入金されました。

(借)預金      9900 (貸)預り金受入収入  9900

(借)預り金支払支出9900 (貸)学生生徒納付金収入9900



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2010年11月22日

【トピック】授業料の減免と就学支援金の関係

高校生こんにちは! 今日は、高校から就学支援金のご質問です。

 

<Q>授業料の減免と就学支援金の関係を教えてください。

 

 

<A>

標準的な例でお話しします。

月額授業料18,000円、

特待生制度の利用で減免額10,000円の場合

 

就学支援金の額は、支給対象高等学校の授業料の月額に相当する額なのですが、支給限度額を超える場合にあっては、支給限度額とされています(法第6条第1項)。

例えば、授業料が月額18,000円だけの場合は、就学支援金の支給限度額9,900円を超えるので、就学支援金は9,900円になります。

 

さて、ここで「授業料減免」ですが、一般的に、学校法人が生徒の対して持っている授業料債権の金額そのものを変更することで、授業料の一部又は全部を免除することを意味しています。ここでは、特待生制度の利用により授業料が免除されている部分には就学支援金は支給されません。

 

今回は、授業料のうち10,000円が免除されるので、授業料債権は18,000円−10,000円=8,000円です。

学校法人等が「授業料減免」を実施する場合の就学支援金の額は、「授業料減免」による変更後の授業料債権の額8,000円となります,

 

 もっと知りたい方は、文科省のココへどうぞ↓↓

高等学校等就学支援金事務処理要領(第二版)  (PDF:352KB)  

 



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2010年06月21日

【収入】内部進学者の入学金

高校の入学式こんにちは! 高校の事務長からのご質問です。

 

<Q>

当高等学校では、3年前に中学校に新設しました。今年度は、附属中学から高校へ内部進学者が進学してきます。

 当校では、中学校からの内部進学者からは入学金をとりません。会計処理はどうしたら良いでしょうか?

 特待生の場合のように、収入を計上して同額の奨学費支出を計上するのでしょうか? 

 

<A>

内部進学者でなければ、入学金の減免は総額法で処理することになります。つまり、入学金収入30万円、奨学費支出30万円と言う具合の処理ですね。

 

 さて、内部進学の場合は、どうでしょうか??

 公認会計士協会が出しているQ&A第1号(※)によると、

 

「同一学校法人内における他学部への学士入学や短大から大学への編入学に際しては,改めて入学金を徴収しない場合が多い。この場合には,同一法人内における学部,学科間の移籍の性格が強く,すでに一度入学金を徴収しているところから再度,総額的に収支を認識する必要はない。」とあります。

内部進学者の場合は同じように考えられるので、入学金収入30万円、奨学費支出30万円の仕訳と言うような仕訳は「なし」になります。



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2010年04月12日

【休学者】授業料の免除・減免

休学こんにちは! 今日は、高校の決算の相談です。

 

<Q>休学者の授業料等を免除している場合は?

当校では、休学者については月額4万円の授業料を全額免除しています。この場合でも、経理上は授業料と奨学費支出の同額で4万円計上するのでしょうか?

 

<Q>

 通常、休学者の授業料徴収について学則に定めがあるはずです。「学則」で徴収なしとの定めがあれば、もらえる授業料がないわけですから、授業料は「0」になり仕訳はありません。つまり、学則で決めた休学者の取扱をそのまま、会計処理で行います。

 もし学則に休学者の授業料も4万円もらうことと定めてあれば、仕訳が出てきます。

 (借方)奨学費支出 40,000 (貸方)授業料収入 40,000 です。

 

※関連:もっと詳しく知りたい方は、

学校法人会計問答集(Q&A)第1号

授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて

(昭和59126日 日本公認会計士協会 改訂 平成9324日)



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2010年04月05日

【保育料】保育料の減免の会計処理

入園こんにちは! 幼稚園に新しくいらした経理責任者の方からのご質問です。

 

 

 

 

<Q>例えば、保育料(授業料に相当)が月額3万円で、教職員の子女の対し保育料を1万円減免した場合、当校では

  (借方)授業料収入 30,000 (貸方)預金   30,000

  (借方)人件費支出 10,000 (貸方)授業料収入10,000

 としています。

この場合、実際の入金額2万円だけ授業料収入に計上するのではダメなのですか?

 

<A>

 保育料(授業料)を減免した場合の会計処理のご質問ですね。

 考え方としては、貴方が言う「純額法」と従来の幼稚園の会計処理の「総額法」が考えられますね。実際の入金額が2万円なのでお気持ちは分かります。

 ただ、保育料(授業料)の減免については、日本公認会計士協会から指導が出ていて、原則、総額法にして下さい。と言うことになっています。

 

<解説>もっと詳しく知りたいと場合は、こちらをご覧下さい。

学校法人委員会報告第30

授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて

(昭和58328日 日本公認会計士協会)

 

1) 授業料等の減免を行った場合の会計処理方法には,次の2つの方法が考えられます。

 

イ.減免額控除後の金額を授業料収入に計上する方法(純額法)

  ←貴方の考え

ロ.減免額控除前の金額を授業料収入に計上し,減免額を人件費支出等に計上する方法(総額法)

  ←従来の幼稚園の会計処理

 

 支払資金との直接の関連性を有する点からは純額法が,また学校法人の諸活動に対応する収支を表わすという点からは総額法が適していると考えられます。 

 

いずれの方法も根拠があり,一方のみを非とすることはできないのですが,計算書類を利用する場合の実務上の有用性を重視し,その上で統一的な会計処理によっていることが便宜であることなどを考慮して,本報告において総額法を原則的な方法として採用しました。



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2010年02月16日

【緊急】就学支援金の会計処理!

補助金こんにちは! 今日は、最近のご質問の多い就学支援金の話です。

 

<Q>今年の4月から始まる高等学校等(私立)の就学支援絵金の会計処理について教えてください。

 

<A>

1.制度の概要

補助金 予定では4月より高等学校に在籍する生徒と授業料を一定額(年額118,800円。月額だと9900円)を国が助成する制度が始まります。

 

 そして、低所得世帯に対しては増額の助成措置があります。

    年収250万円程度:年額237,600円(2倍)

    年収350万円程度:年額178,200円(1.5倍)

 

手続きは、私立学校に在籍する生徒の授業料について、生徒本人から各学校に提出される申請に基づき、国が118,000円を負担するものです。

 

2.会計処理

 就学支援金は、生徒に代わって各学校に支給されます。お金をもらうのはあくまでも本人で学校ではないので、学校では「預り金」処理になります。学校法人が就学義援金を代理受領しますので、「預り金」の収支です。



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2010年02月15日

【緊急】高等専修学校の就学支援金

補助金こんにちは! 今日は、高等専修学校の校長からのご質問です。最近、各学校でよく話題に出る話です。

 

<Q>今年の4月から始まる高等学校等(私立)の就学支援絵金は高等専修学校(専門学校の高等課程)ももらえるのでしょうか?

 

<A>

 4月より公立高校は授業料の不徴収が始まり、私立高校では就学支援金が家庭に支給されます。

 そして、就学支援金の対象となる学校ですが、

    国立及び私立の高校学校(全日制・定時制・通信制)

    中等教育学校(後期課程)

    特別支援学校(高等部)

    国公私立の高等専門学校(1〜3学年)

    高等学校の過程に類する専修学校・各種学校等

 

 これから高等専修学校のご家庭には、就学支援金が支給されることになります。

※詳細は、「公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律案骨子」にあります。



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2010年02月01日

【収入】学費負担軽減の補助金が出た!

家計こんにちは! 今日は、高校の主任からのご質問です。

 

<Q>県から学校に授業料軽減の補助金が入ってきます。この場合の授業料収入の会計処理はどうなるのですか。

 

<A>

 学費負担軽減のための補助金があるばあいは、「授業料収入」に計上される授業料は、授業料軽減後の金額となります。

 

<解説>学費負担軽減補助金

地方公共団体が学校法人に対し、父兄の学費負担軽減の目的で、授業料の一部負担等の助成をした場合は、当該助成金は「補助金収入」に計上します。

 

地方公共団体が父兄に直接助成してもよさそうなものですが、制度的および事務的に実施が困難であるため、学校法人を通じて経理処理しているのが現状です。

 

この経理処理方法としては、

(イ)補助金収入を計上し、授業料収入を減額する方法

(ロ)授業料収入を計上し、補助金収入を減額する方法

(ハ)補助金収入、授業料収入および当該支出(「奨学費支出」等)ともにすべての収支を計上する方法などが考えられますがが、日本公認会計士協会の委員会報告第16号(昭和49年10月)では、上記のうち、(イ)の方法を採用しました。(イ)の方法により、授業料収入を減額する場合、直接減額法または間接減額法のいずれによってもよいことになりました。

 

直接減額法の例としては、

授業料収入       ××× ←減免後。実務で多い例 

補助金収入       ×××

 

間接的表示方法の例としては、

授業料収入       ×××

○○補助金による軽減額 △××× ××× の方法があります。



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2009年12月14日

【授業料】生活保護世帯の減免

応援しますこんにちは! 今日は、高校の事務長さんからのご質問です。

 

<Q>当高校では、生活保護を受けている家庭の子女については、授業料の減免をしております。この場合、従来から総額法で支出科目は「教育研究経費支出」の「奨学費支出」にしているのですが、なぜ特待生と同じ会計処理なのかピンときません。何故でしょうか?

 

<A>

 本来,奨学制度は、もともと勉学の意欲を持ちながら経済的に就学の困難な学生に対し,その機会を与えようとする目的から生まれたものと考えられます。

 

この考え方からすると,あなたの高校が入学を許可し,あるいは在学を容認する学生生徒の経済的負担の軽減を計って授業料等の減免を行うことは,例えその学生が学力技能において優れていないとしても十分に奨学費たる性格を持つものと考えられます。むしろ、本来の奨学費に近いものです。そこで、「教育研究経費支出」の「奨学費支出」で会計処理することになっています。

 

なお、学校法人会計問答集(Q&A)第1号のQ8に同じ趣旨のご質問があります。



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2008年06月16日

【学納金】ダブルの減免者が出た!

ダブル

こんにちは! 今日は、授業料の減免のご質問です。

 

<Q>私たちの私立高校では、この度、教職員の子弟で、かつ、成績優秀者の生徒が入学しました。

 ダブルで授業料の減免対象者となりますが会計処理はどうなりますか?

 

<A>

 教職員の子弟の授業料の減免は、いわば学校の人事政策によるもので教職員の「人件費支出のその他の手当て」として扱います。

 

 他方、成績優秀者の授業料の減免は、当学校への就学を奨励する目的を考えられ、「教育研究経費支出の奨学費支出」となっています。

 

 今回の場合は、「教職員の子弟」の部分は人件費支出、「成績優秀者」の部分は奨学費支出となります。



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2008年06月09日

【授業料】総額主義と純額主義

高校生

こんにちは! 今日は、授業料の減免を簡単にまとめました。

 

<Q>

授業料を減免した場合の総額表示、純額表示を整理して教えて下さい。

 

<A>

授業料の減額は、普通、2つの場合が考えられます。地方公共団体が関係する場合と学校独自の場合です。

 

まとめると

地方公共団体がからむ場合は純額表示が原則。

学校独自の場合は、総額表示になります。←こちらのケースが多い。

なお、授業料の減免についての会計処理全般をまとめたものとして、

学校法人会計問答集第1「授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて」(日本公認会計士協会)があります。

 

 



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2008年06月02日

【学納金】幼稚園の入園金

幼稚園

こんにちは! 今日は、幼稚園の年長組の話です。

 

<Q>私の幼稚園では、年長組の途中入園者には入園金12万円を月割りで減免しています。今回の園児は、2万円の減免になります。この場合の会計処理はどうなりますか?

 

<A>

 本来、入園金の減免は園則で決められているはずです。この場合、保育料収入の減免の場合に準じて会計処理します。

 

 この場合には、

 正規の入園金 12万円

 減免額     2万円

  差引入金額 10万円となります。

 

 仕訳では

(借方)現金預金 12万円/(貸方)入園金収入12万円

(借方)奨学費支出 2万円/(貸方)現金預金  2万円となります。

 

参考:学校法人会計Q&A(2007年版)財団法人東京都私学財団



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2008年05月26日

【学納金】生活保護家庭の授業料減免

生活保護

こんにちは! 今日は、生活保護を受けている家庭の子女のご質問です。

 

 

 

<Q>当高校では生活保護を受けている家庭の子女については、授業料50万円の内の半分25万円の減免を行っています。

この場合、会計処理は、総額法を採用した場合の支出科目は「教育研究経費支出」の「奨学費支出」25万円でよいでしょうか。

 

<A>生活保護の免除も各校で見られる制度です。

 この生活保護の家庭については、会計処理の指針で会計士協会から出ています。それによると、やはり奨学費支出でよいとしています。答えは○です。

 

 考え方は、

本来,奨学制度は勉学の意欲を持ちながら経済的に就学の困難な学生に対し,その機会を与えようとする目的から生まれたものと考えられる。

 したがって,学校法人が入学を許可し,あるいは在学を容認する学生生徒の経済的負担の軽減を計って授業料等の減免を行うことは,例えその学生が学力技能において優れていないとしても十分に奨学費たる性格を持つものと考えられるので,「教育研究経費支出」の「奨学費支出」でよい。」と言うことになっています。

 

※学校法人会計問答集(QA)第1号の<Q8>

授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて

昭和59126日 日本公認会計士協会

改訂 平成9324



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2008年05月19日

【学納金】休学者の免除した授業料は?

案内

こんにちは! 今日は、休学中の生徒さんのご質問です。

 

<Q>当高校では最近、休学者に対して授業料30万円を2/3免除しています。この場合の会計処理はどうなりますか?

 

<A>休学者の生徒さんについては、教育サービスの提供がないのであるから不徴収部分について収支の計上を行うことは適当でないと考えることになっています。

 

従って、授業料を2/3免除していても、授業料30万円を総額表示しません。休学者の生徒さんからもらう10万円については、授業料収入等,学生生徒等納付金収入に属する小科目で計上することになります。 

 

※学校法人会計問答集(QA)第1号の<Q6>

授業料等の減免に関する会計処理及び監査上の取扱いについて

(昭和59126日 改訂平成9324日 日本公認会計士協会) 

 



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2008年05月12日

【学納金】2年前の授業料が入金できた!

回収

こんにちは! 今日は、滞納していた学納金を回収した場合のご質問です。

 

<Q>当高校では最近、滞納の授業料が増えてきました。ところが、この度は、○○さんより前年の授業料37万円が納付されました。お金の受け入れは、経理ではどう処理しますか?

 

<A>ご入金おめでとうございます。

 2年前の学納金収入は、すでに未収入金として会計処理されているはずです。

 そうすると、単純に、未収入金の入金になります。

 

 仕訳では

<消費収支仕訳>

(借)現金預金 37万円/(貸)未収入金37万円

<資金収支仕訳>

(借)支払資金 37万円/(貸)前期末未収入金収入37万円



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2008年05月07日

【入学金】入学辞退者の取り扱い!

案内

 こんにちは! 皆さん、GWはどうでしたか? さて、今日は、神経をちょっと使ってしまう入学辞退者の話です取り扱いです。

 

<Q>当高校では、3月にすでにもらっている入学辞退者の入学金30万円は、どのような経理をしたら良いのですか?

 

<A>

入学辞退者の入学金30万円については、まず入試の年は「前受金収入」として、翌年は、(大科目)学生生徒等納付金(収入)の入学金収入にします。

これは、普通の企業会計とも同じですね。

 

もっと詳しく知りたい方は、文部省の通知があります。↓↓

財務計算に関する書類及び収支予算書の届出について

 



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2008年04月28日

【学納金】入学者の授業料を先にもらえるか?!

入学

 こんにちは! 今日は、神経をちょっと使ってしまう授業料などもらい方の話です。

 

<Q>当大学では、入学希望者から入学金ほか授業料など一年分を全部もらってはいけないと聞きました。ホントですか?

 

 

<A>ちょっと会計を超えた話ですが、ご参考までに一般的な取り扱いをお話しいたします。

 

 文部省は、入学式の出前における入学辞退者の入学金以外の納付金については,できるだけ徴収しないように指導しています。

→根拠「私立大学の入学手続時における学生納付金の取扱いについて(昭和5091日 文管振第251号)

 この通知を読むと、文部省は、「入学式前に学生から取っていいお金は入学金です。また、授業を受ける前は、高額な授業料、設備負担金をとることは国民に理解が得られないでしょう」としています。ですから、入学前に学生から問題なくもらえるのは入学金のようです。

 ご参考になれば幸いです。

 

もっと詳しく知りたい方は↓↓

私立大学入学手続時における学生納付金の取扱いについて



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2008年04月21日

【学納金】教職員子弟の授業料の減免

入学

 

こんにちは! 新年度が始まりましたね。

今日は、これもよくある教職員の子弟の授業料の減免はご質問です。

 

<Q>当学校では、教職員の子弟が当学校に入学した場合は、一部授業料の減免をしています。会計処理はどうなりますか?

 

<A>これもよくある教職員の授業料などの減免ですが、教職員の子弟の場合は「奨学費支出」でなく、人件費のうち「その他の手当」になります。

 

 考え方としては、子弟の授業料の減免の直接的な効果が、教職員に帰属するので人件費となります。

 

 なお、授業料の減額については、公認会計士協会から会計処理の指針が出ていますので、参考にして下さい。

「授業料の減免に関する会計処理及び監査上の取り扱い」

(昭和58年3月 日本公認会計士協会学校法人委員会報告第30号)

 

<参考仕訳>

(借方)現金預金  40万円/(貸方)学納金収入40万円 

(借方)その他の手当 5万円/(貸方)現金預金  5万円

 



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