2023年06月28日
中高一貫教育の併殺型とは?
こんにちは!今日は、ある高校法人の評議員さんからのご質問です。
<Q>中高一貫教育の併殺型とは?
中高一貫教育の併殺型と言う学校がわくわかりません。
<A>
中高一貫教育の実施形態については、次の三つがあります。それぞれの特色を生かしながら、生徒や保護者のニーズ、地域の実情等に応じて、地方公共団体や学校法人等の設置者において判断・決定されることになります。中高一貫教育は、大きく中等教育学校、併設型、連携型に分かれるので比較の中で併設型を見ていきます。
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「2023高校受験案案内p873」 都立高校の場合 |
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中等教育学校 |
・都立の中高一貫教育校には、 6年間の一環教育を一つの学校で行う |
<1>中等教育学校 ・一つの学校として、一体的に中高一貫教育を行うものです。 ↑ 学校教育法の新しい学校種 |
併設型 |
・併設型は都立中学校と都立高校を接続して6年間の一貫教育を行う ・「併設型」は併設中学校からの進学のほか、外部募集によって高校段階から入学できました。しかし、 2021年度から2022年度にかけて富士、武蔵、大泉、両国で高校からの外部募集が停止されたのに続き、残る白鴎でも2023年度より募集停止となり東京都から併設型中高一實教育校の高校募集はなくなりました。 |
<2>併設型の中学校・高等学校 ・<1>よりも緩やかな形態であり、高等学校入学者選抜を行わずに、同一の設置者による中学校と高等学校を接続します。例えば、県が県立中学校と県立高等学校を、市が市立中学校と市立高等学校を、学校法人が私立中学校と私立高等学校を併設する場合等が該当します。 ↑ 学校教育法において、中等教育学校に準じて、同一の設置者が設置する中学校及び高等学校において中高一貫教育を行うことができる |
連携型 |
市区町村立中学校と都立高校が連携して教育活動を行う「連携型」の中学・高校があります。 |
<3>連携型の中学校・高等学校 ・設置者の異なる場合であっても実施することができるように<2>よりも更に緩やかな形態で実施するものです。中学校と高等学校が、教育課程の編成や教員・生徒間交流等の連携を深めるかたちで中高一貫教育を実施します。 ・<2>の場合と異なり、例えば、市と県、市と学校法人、異なる二つの学校法人などで実施することが考えられますが、同一の設置者が実施することも可能です。 |
今日は、ここまでです。