認定こども園の特定保育料とは?【学則】授業料はなぜ学則に書くのか?

2023年05月19日

学校医の会計処理が分かれる理由とは?

校医今日は、ある大学法人でのご質問です。

 

<Q>学校医の会計処理が分かれる理由とは?

 学校医の会計処理ですが、学校により人件費にしたり、経費の報酬料金にしていたり、どうしてバラバラなのでしょうか?

 

<A>

 今日は、思いつくままの参考回答です。

 学校医と学校法人の取引内容で会計処理が変わってきます。校医の会計処理について個人的に思うことですが、私学事業団の「経営に関する実務問答集」の下記Q&Aを参考にしている学校が多いように感じます。

146 校医に支払う手当

Q 校医に対する手当を「その他の人件費」という小科目を設けて計上することは妥当か。また源泉徴収の取扱いはどうなるか。

A 校医に対して支払う手当については,次のようなケースが考えられる。それぞれの事例に合わせて,手当に係る源泉徴収の方法も異なる点に留意されたい。

1医師と直接契約を結び,学校の医務室に特定曜日あるいは特定時間のみ勤務し,手当を勤務状況に応じて支給する場合は,校医の身分は兼務職員となるため,係る支出は「職員人件費(支出)」となる。この場合の源泉徴収の処理は,支給期,金額があらかじめ定めてあるので「給与」となり,ふつう月額表の乙欄(従たる給料)を適用することになる。

2) 学校と病院との委託契約に基づき,病院等が医師を派遣し,学校の医務室等で一定の日数で診療にあたる場合は,学校と本人との間には雇用関係がないため「(大科目)教育研究経費(支出)」,「(小科目)報酬・委託・手数料(支出)」等に計上することが妥当である。

 この場合,医師の手当に係る源泉徴収は,医師の所属元である病院が行うため,学校において源泉徴収を行う必要はない。

3) 学園の近隣にある診療所(医院)の経営者たる医師(開業医)と,学生等に傷病が起こった場合等に医療行為を受けることを目的に一定額を支払っている場合は,顧問料に類似した支出と考えられるため,「報酬・委託・手数料(支出)」等として計上した上で,学校において一定率を源泉徴収することとなろう。

 このQ&Aのおおもとの設問は、昭和60年に掲載されたようです。ですから、私学の経理の方は、かなり以前からこの設問を参考にしていたと推測されます。設問のAでは校医への支払は、「職員人件費(支出)」と「報酬・委託・手数料(支出)」の場合があると説明しています。

 さて、学校医についての基本の確認をしておきます。学校保健安全法23条では「学校には,学校医を置くものとする」とあって、「大学以外の学校には,学校歯科医及び学校薬剤師を置くものとする」となっています。学校保健安全法の原文を少しみてみます。

(学校医、学校歯科医及び学校薬剤師)

23条 学校には、学校医を置くものとする

2 大学以外の学校には、学校歯科医及び学校薬剤師を置くものとする。

3 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師は、それぞれ医師、歯科医師又は薬剤師のうちから、任命し、又は委嘱する

4 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師は、学校における保健管理に関する専門的事項に関し、技術及び指導に従事する。

5 学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の職務執行の準則は、文部科学省令で定める。

 学校法人安全法を読むと、学校法人が校医に業務に委嘱するとあるので、契約としては委任契約に近いと読み取れます。

 ただ、実際は、学校法人により学校医と学校との契約は、契約形態によって異なります。一部の学校では学校法人と学校医との間に取引内容をはっきり書いた書面がありません。この場合は、学校法人と学校医との関係が判然としません。

 一般的な話をすれば、学校法人と学校医の契約は、雇用契約か委任契約のいずれかになります。

 雇用契約の場合は、学校医は学校の非常勤の職員として、正式な雇用手続きを経て、学校から兼務職員の給与を受け取ります。学校医は、学校の指揮命令に従って特定の日に出勤し、学校の諸規則や法令を遵守することが求められます。

 他方、委任契約は、学校法人が学校医に特定の業務を委託する契約であり、学校医は、学校法人から指定された業務を遂行するために必要な資格や許可を持ち、契約に基づいて報酬を受け取ります。
 最後に学校医と学校歯科医の仕事を確認しておきます。
学校医、学校歯科医は学校の保健管理に関する専門的事項に関し、技術及び指導に従事するとされています(23条➂)。もっと具体的に言うと、学校医の場合なら学校保健安全計画立案への参与(規則221号)、健康診断への従事などがあり(規則225号)、学校歯科医の場合なら学校保健安全計画立案への参与(規則231号)のほか、健康診断のうちの歯の検査への従事(規則234号)、歯の健康相談への従事(規則232号)などが定められています。

 

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)

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