2023年01月18日
【高校・中学】内申書(調査書)を作成する根拠は?
<Q>内申書(調査書)を作成する根拠は?
高校や中学校で作っている内申書の作成根拠を教えてください。
<A>
いわゆる内申書は、教育法規では「調査書」と言っています。
調査書は、高等学校、大学などの入試の際に、それぞれ中学校、高等学校から提出される書類になっています。
調査書の作成根拠です。
中学校の場合は、学校教育法施行規則78条で「校長は、中学校卒業後、高等学校、高等専門学校その他の学校に進学しようとする生徒のある場合には、調査書その他必要な書類をその生徒の進学しようとする学校の校長に送付しなければならない。」と定めがあります。
高校の場合は、文科省の「〇〇年度大学入学者選抜実施要項について(通知)」に定めがあります。
(参考:「高等学校調査書・推薦害記入文例&指導例」p10(学事出版2020))
高校入試については、学校教育法施行規則90条に「高等学校の入学は、第78条の規定により送付された調査書その他必要な書類、選抜のための学力検査の成績等を資料として行う入学者の選抜に基づいて、校長が許可する。」とあります。調査書は、高校入試に際して重要な資料であることがわかります。
もともとは、調査書は、児童・生徒の児童・生徒の在学中の学業成績、性格・行動、身体状況、出欠状況などについて記載した報告書でした。調査書は、90条にもみられるように学力検査を補う入学判定資料になっています。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│