2022年05月16日
【入学検定料】ネット出願時の割引額
<Q>【入学検定料】ネット出願時の割引額
次年度からネット出願の受験生については、受験料を割り引くことにしました。この場合の割引額はどう会計処理したら良いでしょうか?
<A>
一般的なネット出願時の割引については、私学事業団の月報私学(2018.12号)にQ&Aが掲載されています。参考になります。
入試のインターネット出願 Q3 本学では、入試の出願をインターネットで行った場合に入学検定料の割引を行っています。この場合、どのように会計処理すべきでしょうか。 A 近年、入試の出願をインターネットで行う大学等が増えてきています。 その際に、入学検定料の割引を行った場合は、学校法人の諸活動に対応する収支を総額により表すという観点から、割引前の入学検定料を収入に計上し、割引分を大科目「管理経費」の中に小科目、例えば「入学検定料免除額(支出)」等で計上することが妥当です。 |
ネット出願料の割引額は、学生・生徒を募集するための支出のための経費と考えられるので管理経費になります(基準別表第第三の教育研究経費の備考)。
応用編としては、
1.もし教職員に子女についての減免なら減免額は人件費支出になります。
2.災害で被災した受験者に対し,入学検定料の一部(又は全額)を免除する場合、学校法人の諸活動に対応する収支を総額により表わすという観点から,免除前の入学検定料を収入に計上し、免除分を大科目「管理経費」の中に小科目、例えば「入学検定料免除額(支出)」等で計上することが妥当である(私学事業団の実務問答集Q368)。結果は、今回の設問と同じ回答です。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│