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2022年04月04日

和式トイレから洋式トイレへの改修工事

トイレこんにちは!今日は、ある高校でのご質問です。他校でもよくあるご質問です。

 



<Q>和式トイレから洋式トイレへの改修工事

旧校舎の和式トイレを和式トイレにリフォームをしました。会計処理は、修繕費ですか?固定資産ですか?

 

<A>

 今回のご質問については、学校会計の法規集や私学事業団の実務問答集にほぼ同じQ&Aがあります。オーソドックスな回答なので引用します。

 

固定資産に関するQ&A(学校法人委員会研究報告第20)

2−6 和式トイレから洋式トイレへの改装工事

Q 当校では、学生の要望に応えるため、和式トイレから洋式トイレに変更する工事を行いました。工事は、給排水設備や間仕切りの改修を伴う大がかりな工事になりましたが、当該改修に要した支出は、施設関係支出として処理すべきか、経費処理すべきか、どちらでしょうか。

A 建物や建物付属設備等の改修に伴う支出の会計処理に当たっては、固定資産の価値を高め、あるいは使用可能期間が延長される等の質的向上が見込まれる支出については「建物支出」とし、現状維持や補修のための支出は「修繕費支出」として経費処理を行う。

質問の洋式トイレへの改修については、給排水設備や間仕切りの改修工事等も伴う比較的規模の大きい工事とのことであり、一般的には固定資産の価値を高め、質的に向上させるものと考えられ、当該工事に要した支出は「建物支出」になるものと考えられる。なお、当該改修に伴い、従来計上されていた固定資産が撤去されることから、撤去された固定資産に相当する部分の金額は、除却処理を行う必要がある。

 

私学事業団の実務問答集

193 和式トイレから洋式トイレへの改装

Q 現在、校舎のトイレは和式が中心だが、関係者からの意見を参考に洋式に全面的に更新することとした。この場合、係る費用は修繕費、施設費のいずれとすべきか。

A 一般的にトイレの洋式化工事にあたっては、単に器具の交換のみではなく併せて給排水設備やコンパートメントの変更といった付帯工事を伴うことから、建物の機能向上と捉え、施設関係支出として計上することが妥当である。

 このとき、撤去する和式トイレについて価額を把握できる場合は、係る部分を除却することとなる。

 

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)

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