【決算での質問17】借入金明細表の摘要欄に書ききれない。【決算での質問19】活動区分資金収支計算書の過年度修正収入(支出)

2019年05月27日

【決算での質問18】なぜ〇〇積立金って言わないの?

預金こんにちは!今日は、銀行出身の理事さんからのご質問です。

 

<Q>【決算での質問18】なぜ〇〇積立金って言わないの?

 学校の決算書では、減価償却引当特定資産と表示しますが、減価償却積立金と表示した方が分かりやすいのでは、ないでしょうか? 学校法人の決算書では、積立金は使わないのですか?

 

<A>

 日常では、旅行積立金のように積立金と言う言葉を使います。

 一方で、学校法人会計基準では、使途が特定された預金等を(大科目)特定資産と指定しています。特定資産の個別の小科目は、()引当特定資産と表示することになっていますので、減価償却引当特定資産とは言いますが、減価償却積立金とは、言いません。

 敢えて言うと、学校で積立金を使うのは、保険を積み立てた場合の保険積立金を見かけることはあります。

 少しややこしい話ですが、以前見た企業会計の決算書では、実は積立金は、貸借対照表の貸方科目でした。↓こんな感じ。

貸借対照表

資産の部

純資産の部

〇〇積立預金

〇〇積立金

 

 なお、学校法人でも財産目録の作成では、財産目録のひな形で、運用資産の中に「積立金」の科目名が見られ、実務でも使います。

 

<発展:昭和の時代>

1.以前の会計実務

出典:学校法人会計Q & A(平成2年 財団法人東京都私立学校教育振興会)p239240

8−43 引当特定資産の小科目について

 その他の固定資産の引当特定資産にはどのような小科目があるか。

(回答)

 引当特定資産は、資金を運用のために特定化したものに過ぎず、その設定は自由である。また、基本金対象資産とするかどうかも学校法人の裁量に任されている。ただし、その設定目的が明瞭に推定できるような名称で記載することが望ましく、引当特定した趣旨に沿って運用管理しなければならない。各学校法人の貸借対照表を見ると、引当特定資産の科目の種類・数は極めて多様化されている。「○○引当特定資産」又は「○○引当特定預金」としている法人が多いが、「積立金」「引当資産」「基金」等の名称を使用しているところもある。「積立金」の名称は紛らわしいので「○○引当特定資産」等と表示することが適切である。以下の科目名では「引当特定資産」等の字句を省略した。

 

2.基準の変遷

昭和46年基準

昭和63年施行改正基準

平成25年施行改正基準

()引当特定預金

特定基本金引当資産

()引当特定預金

第3号基本金引当資産

第2号基本金引当特定資産

第3号基本金引当特定資産

(何)引当特定資産

 

今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0) ★ 固定資産 

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