2018年07月02日
【基準】昔は学校法人会計基準がなかった理由?
<Q>昔は学校法人会計基準がなかった理由?
学校法人会計基準は、昭和46年に施行されましたが、それ以前は会計処理の基準がなかったのはどうしてですか?
<A>
回答になるかどうかわかりませんが、参考になる記述は残っています。
出典は、昭和45年に発刊された「学校法人会計基準解説」(編著者:古川栄一)p6にあります。
もっとも私立学校の会計処理については、「私立学校法」(昭和24年12月15日制定)によって、その第47条に、つぎのように規定されている。「学校法人は、毎会計年度終了後2月以内に、財産目録、貸借対照表及び収支計算書を作り、常にこれを各事務所に備えておかなければならない。」またその第48条には、「学校法人の会計年度は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終るものとする。」と規定しているのである。 私立学校の会計処理について、私立学校法はこのように示しているにしても、それのよるべき一般的な共通の会計基準となるものはない。また、会計処理の標準的な内容が規定されているわけでもない。その財務諸表の届出や公開についても、義務づけていないのである。 そのために私立学校の自主性を尊重するという立場から、学校法人が行なう会計処理の方式は、それぞれの学校法人にまったくゆだねられている。 |
私立学校の自主性は、私学法の第1条に出てきます。
今日は、ここまでです。
kaikei123 at 07:00│Comments(0)│
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