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2018年05月10日

【基準】財産目録が学校法人会計基準にない理由って何?

教育基本法こんにちは!今日は、大学法人の監事さんからの御質問です。

 

<Q>財産目録が学校法人会計基準にない理由って何?

 なぜ、学校法人の決算書には財産目録が入っていないのですが、何故ですか?

 

<A>
 事務局の個人的な見解ですが、学校法人会計基準は複式簿記を採用しました(基準2条)。このため複式簿記から自動的に作成される貸借対照表の作成は求めたのですが、棚卸法から作成される財産目録までは求めなかったのでしょう。もちろん、私学法では、財産目録は毎会計年度、作ることになっています(私学法47条)。

<説明>

 財産目録が基準になり理由の説明になっているかどうかわかりませんが、野崎先生の基準詳説にヒントがあります。まず「第1部 概説」のp13で、

 以上述べてきたような特定の経常費補助を受ける学校法人は、文部大臣の定める基準(文部省令で定められた学校法人会計基準)に従って会計処理と計算書類の作成をしなければならないとするのが、本項の規定の内容である。この場合注意すべきことの一つに、学校法人が作成すべき計算書類を定める学校法人会計基準第4条においては財産目録を掲げていないことである。しかしこれは、学校法人一般について毎会計年度財産目録の作成を義務付ける私立学校法第47条を特定の経常費補助を受ける学校法人について否定するものではもちろんなく、単に財産目録が様式、記載方法等について学校法人会計基準に従って作成すべき計算書類になっていないというにすぎない(ただし、基本財産と運用財産との区分記載について規定する私立学校法施行規則第3条第2項の規定があることに留意する必要がある)

 

 また、基準(計算書類)第4条の解説で

K楙魍胴罎侶彁蚕駑爐砲郎盪彩槝燭含まれていない。これは、経常費補助を受けることによってこの省令の適用を受け、これによる義務が発生するものであるが、その場合に所轄庁に提出する計算書類としては、財産目録までは必要としないと判断されたためである。ただし、財産目録は、私立学校法第47条により学校法人の事務所に備え置かなければならない書類として法定されているので、学校法人としてはこの省令の規定とは別に毎会計年度これを作成する必要がある。

 

 では、財産目録の作り方は言うと、詳説p174

 なお、財産目録については私立学校法第47条の規定に基づき、会計基準に基づく計算書類とは別の計算書類として毎年度末に作成する必要があるが、その内容、様式等は特に規定されていないので、学校法人が適当と考えるものでよい。ただし実務上はとくに特殊な目的をもたないかぎり、基準によって作成した貸借対照表の諸項目の金額と異なる評価を別に行うことは手続上煩瑣なので、貸借対照表における評価に従うことが適当であろう。

 

 簡単に言うと、基準は複式簿記を採用しました(基準2条第1項第2項)。このため複式簿記から誘導的に作成される貸借対照表の作成までは求めたのですが、棚卸法から作成される財産目録の作成までは求めなかったと言うことでしょうか。

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0) ◎ 法人運営 

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