2017年08月28日

【基準】昭和62年基準改正vs昭和63年基準改正

洗濯3こんにちは!今日は、短大の監事さんからのご質問です。

 

<Q>昭和62年基準改正 vs 昭和63年基準改正

 学校法人会計基準は、昭和62年か63年に基本金の大きな改正があったと聞きました。これは、昭和62年、63年のどっちですか?

 

<A>

 学校法人会計基準は、昭和46年に制定されました。ここでは、学校法人会計特有の基本金が誕生しました。

 しかしながら、実務が走るといわゆる先行組入れの基本金について組入が計画的・段階的に行われていないのではないか等の課題が見えてきました。

 そこで文部省は、昭和59年9月に学識経験者と私学関係者で構成する学校法人財務基準調査研究協力者会議(座長 慶応義塾大学名誉教授高橋吉之助博士)を設けて改善策の検討を開始しました。この協力者会議は14回の会議を重ねて、昭和62年3月17日に基本金組入れの改善を主な内容とする「学校法人会計基準の改善について」と言う報告がとりまとめました。

 文部省は、この報告を受けて、学校法人会計基準の改正作業に着手し、昭和62年8月31日に「学校法人会計基準の一部を改正する省令」として公布しました。この省令は、約7か月間の周知期間を置いて、昭和63年4月1日から施行されました。

(この部分は、野崎先生が基準詳説でわかりやすくまとめており、p910を参考にしています。)

 

 文部省では昭和62年8月31日に「学校法人会計基準の一部を改正する省令」(文部省令第25) が公布しました。さらに、同じ日に「恒常的に保持すべき資金の額について」(文高法第224号、いわゆる昭和62年8月文部大臣裁定」)と「学校法人会計基準の一部改正について(通知) (文高法第232号、いわゆる昭和62年8月通知) が公表されました。こうして、主として基本金に関する取扱いが一層明確にされることになりました。

 

・学校法人会計基準の一部を改正する省令(昭62.8.31。文部省令第25号)

・恒常的に保持すべき資金の額について(昭62.8.31。文高法第224号。文部大臣裁定)

・学校法人会計基準の一部改正について(通知) (昭62.8.31。文高法第232号)

 

 このように、省令の公布が昭和62年、施行が62年のため改正基準の時期を言う場合に62年と63年が出てきているのでしょう。もし、明確にするなら「62年省令改正」、「63年施行改正」と言ってはどうでしょうか。ただ、個人的には、昭和62年基準改正と言うことが多い気がします。

 

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)

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